素晴らしきテクの世界

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480815088
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

金魚の飼い方から、リコーダーの吹き方、改造カー、そして旅や墓づくりまで。日常生活の細部から死生観まで、すべては「テク」が握っている。笑えるエッセイ。

内容説明

金魚の飼い方、笛の吹き方、クルマの改造、そして墓づくり。日常生活の細部から死生観へ。すべては「テク」が握っている。

目次

序章 金魚の飼い方・育て方
第1章 リコーダーの男、その他の男
第2章 葬儀の席に必ずいるバカ親戚
第3章 さっしのいいファッションモデル
第4章 「はじめての」の世界
第5章 墓地えらび墓づくり
第6章 改造、この魅力的な世界
第7章 問題解決プロフェッショナル
第8章 旅の流儀
第9章 最後のテク

著者等紹介

宮沢章夫[ミヤザワアキオ]
1956年静岡県生まれ。劇作家・演出家・作家。遊園地再生事業団主宰。エッセイ集に『時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず』(伊藤整文学賞受賞、河出書房新社)、など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

18
好きな筑摩書房の単行本。演劇人としての宮沢章夫さんは全然詳しくなくて、こういうグダグダエッセイとサブカル文化の講師としての宮沢さんしか知らないのですが、彼ももう彼岸へ旅立ってしまいましたねー。グスン(´・ω;`)これはwebちくまに07年から08年に連載されたものです。元の題名は「テクの思想と、その展開」だそうです。これは書いてて途中で本人も嫌になって無理くりに展開してますねー、その苦し紛れも一つの芸か?挙句連載後半でテーマを「テク」にしたのは、単なる『思い付き』と白状!筑摩も困惑したのでは?怪エッセイ。2025/03/16

カツ

6
初読み作家さん。こじゃれた言葉遊びはシャレが効いてて面白いが、どの章もなにがしかの本の紹介記事の様に思えた。結局「テク」がよく分からなかった。2018/10/26

tetsu

5
★4 くだらないけど笑えます。いや、くだらないから笑えるのか。でもこのような本は決して無駄ではなく、日常に潤いというか脱力感を与えてくれます。 宮沢章夫、別役実、土屋賢二、穂村弘、清水義範。これからも面白い本を期待します。2014/04/08

石橋

2
「牛への道」で衝撃をうけた宮沢調。全体的に受け身で、どうでもいい些細な視点が好きだったのだけれど、今回はちょっと前のめりにネタを求めすぎな感じ。面白いんだがなんとなくすらすら読めない。「牛への道」が完璧すぎるのだ。2012/05/04

quemuri

1
「牛への道」以来に読んだ気がします。語り口が大真面目なのに大爆笑してしまう著者の文章と構成は特異なものですね。10頁の「世田谷」のせいで電車の中でツボってしまってたいへん恥ずかしい思いをしました。視点が面白いというか、通常私たちがスルーしがちなところにバンバンつっこんでいって「そういやそうだよなあ」と思わされることが多い。たとえば「身近に亡くなりそうな人がいたら読む本」という書籍に「なんだそのまがまがしいタイトルは」と驚愕する。確かにまことに縁起が悪い、というか気味が悪いというか。2019/09/26

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