進みと安らい―自己の世界 (新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865641349
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0015

出版社内容情報

1969年刊行の「自己の構造」を図示した名著が約50年の時を経て復刊します。

内容説明

「自己とは何か?」という問いに、独自の哲学で向き合った禅僧・内山興正老師。その比類なき存在は、日本仏教界のみならず、多くの知識人にも影響をあたえてきた。本書に掲載された第一図~第六図からなる「自己曼画」のイラストは、現在も参照され、自己の真実を追求する現代人の指針となっている。伝説の名著が、現代に蘇る!

目次

第1章 よりよき生活追求のはて
第2章 人類の「安らい」への模索
第3章 ふつう観念における「進み」の正体
第4章 自己の構造
第5章 自己の世界
第6章 ボサツという人間像

著者等紹介

内山興正[ウチヤマコウショウ]
1912年(明治45年)、東京に生まれる。早稲田大学西洋哲学科を卒業、さらに二年間同大学院に在籍後、宮崎公教神学校教師となる。1941年(昭和16年)、澤木興道老師について出家得度。以来坐禅修行一筋に生き、1965年(昭和40年)、澤木老師遷化の後は、安泰寺堂頭として一〇年間弟子の育成と坐禅の普及に努める。1998年(平成10年)3月13日、示寂。著作は数多く、英・独・仏・伊語などにも訳されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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SOHSA

28
《kindle》自己との向き合い方、世界の有り様等々。内山老師は自己の経験を踏まえながら、宗教的難解さに陥ることなく言説を展開していく。著者の経歴が早稲田大学西洋哲学科卒業、神学校教師を経た後に出家得度していることからもその思想は仏教一色ではない。時折、聖書の言葉をひきながら或いはキリスト教の世界観を解きながら、仏教との共通性にも触れ人としての生き方に収斂する。 難解なテーマでありながら読み手は何故かするするとページをめくってしまう。言葉では上手く言い表せない何かがすとんと腑に落ちた心持ちだった。要再読。2020/05/18

ミー子

3
山下良道氏の師匠であり、良道氏の本によく出てくる自己曼画の原書なので読んでみた。アタマの世界と生の生命体験の世界との別とか、難解な内容なんだけど、分かりやすい例えと言葉で書いてある。2023/01/03

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