出版社内容情報
朝、おばあちゃん以外はみんな支度に忙しそう。出かける時も今日のママは早足で、ゆうなが楽しみにしている番号札のボタンもさっさと押してしまいます。やがて猫をぎゅっとするゆうなを見て、ママは今日一度もゆうなを抱っこしてないことに気付くのでした。(以上あらすじ)
子育てに忙しいママに贈る、ほっとできる絵本。
内容説明
ママは朝からおおいそがし。やっとおでかけすることになっても、すごい早足。今日一日、ママがわすれてしまっていることは?1ぷんでいいからいま「ぎゅう」してほしいな…。
著者等紹介
こやま峰子[コヤマミネコ]
詩人・児童文学作家・エッセイスト。「にじいろのしまうま」(金の星社)で日本童謡賞特別賞、「地雷のあしあと」(小学館)などで巌谷小波文芸賞、詩集「しっぽのクレヨン」(朔北社)などで日本児童文化功労賞受賞。「夢につばさを」(金の星社)を皮切りに、ユニセフ、難民を助ける会、赤十字国際委員会などとタイアップしたキャンペーン絵本を多く刊行している
平松恵子[ヒラマツケイコ]
1983年静岡県出身。介護職を経て、イラストスクールに入学。卒業後、フリーのイラストレーターとして活動中。子どもや動物のイラストを多く描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
33
表紙の絵と違って、中身はちょっとビックリでした。子供は親の顔色を窺うように育っちゃうのではないかな・・と心配になります。このお母さんもこれがまさか毎日ではないですよね?!子供の読み聞かせというより、親への教訓のための絵本なのかな。このお母さんのようにならないように気をつけよう。2017/09/30
魚京童!
19
時間の感覚が違うからね。機械化が進んだら、人が人を育てることはあるのだろうか。それは私権を犯しているのではないか。機械が育てるべきではないのか。あるいはどこかの宗教のように皆で育てるべきなのではないか。あるいは田舎で育てるべきではないのか。難しい問題だ。ヒトが人でなくなる瞬間に立ち会っている。これからは誰が人を育てるのだろうか。ヒトは人として生きられなくなっている。怖ろしい世界だ。想像を超えてくるのだ。2021/05/18
めしいらず
17
子供はちゃんと大人を見ているし、自分でいろいろ考えてる。ただ抱きしめあげるだけで、言葉を超えたメッセージが伝えられるなら、それを惜しむことのなきよう。2012/09/29
退院した雨巫女。
17
《書店》ママだって、いやママだからこそ、疲れはてることもある。ママじゃない私でも疲れる時、愛想なくすし。2011/12/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
いつもママは忙しい。いつもママは怒っているみたい。でも家に帰ってきたら抱っこのぎゅうをしてくれる。 抱っこのぎゅうをしたらそれでOKな感じがいただけなかった。【保護者を絵本の世界に引き込むームードを醸成する】2023/03/07