内容説明
20世紀初頭英国の挿絵本の黄金時代を飾る、人気画家アーサー・ラッカムの挿絵画集。『不思議の国のアリス』,『ニーベルンゲンの指輪』,『ケンジントン・ガーデンのピーター・パン』などの代表作をはじめ、妖精や動物たちを描いた可憐で繊細な作品を多数収録、古き良き時代の最後の巨匠アーサー・ラッカムの生涯を辿る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
76
先日目にした【アーサー王と円卓の騎士】の挿絵にすっかり心を奪われてしまい、図書館からもう1冊、借りてきた。とにかく美しい。特にワーグナーの楽劇の【ニーベルンゲンの指輪】の挿絵には目を奪われてしまった。この長い劇のあらすじはうろ覚えなんだけど、また読んでみたくなってしまった。何か1冊、読むごとに読みたい本が増えて困る、困る…2016/01/23
ケロリーヌ@ベルばら同盟
60
ラファエル前派の精緻と恍惚、世紀末の頽廃が渾然一体となったドラマティックな美しい絵画で、英国の挿絵本の黄金期を索引したアーサー・ラッカムの画集。たっぷりと余白を取り、挿絵画に呼応する物語の一文をあしらった端正なレイアウトと、巻末の大瀧啓裕氏の解説が非常に贅沢な造作は、美しい装飾本が最高の贈り物であった、善き時代を髣髴する。『ケンジントン・ガーデンのピーターパン』『楽しい川辺』『ニーベルンゲンの指輪』…挿絵画と共にじっくりと味わいたい。2021/10/22
北風
1
ニーベルンゲンの指輪のあの美しい挿絵がすべてのっていないのが残念。本当に美しい絵だ。
飛鳥なつめ
0
アリスの挿絵がとても素敵。2014/05/24
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