出版社内容情報
トキと人びとの交流と保護活動の歴史を感動的に描いた美しい絵本。ユウユウのかわいい頃から現在までの写真入り!
内容説明
うすももいろのきれいなはねをもつ、トキ。むかしは、にほんじゅうにいましたが、ついに、キンちゃんだけになってしまいます。そこで、ちゅうごくのひとたちは、にほんのトキをすくうため、トキのふうふをおくってくれました。ふうふがうんだたまごから、みんながまっていたユウユウがうまれたのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
23
昔はトキは日本中にいて、あっという間に絶滅の危機に。中国よりトキの夫婦がやってきた。今は人による保護で数は増えてきているが、このまま保護活動が功を奏してほしい。薄桃色の羽のトキ、いつか見てみたい。2020/02/21
遠い日
12
学名ニッポニア・ニッポン。トキ。絶滅から再度の繁殖の挑戦は今も続く。朱鷺色の羽、奇妙な仙人めいた顔、これらが印象的なトキ。トキが自然に増えていくことはもう無理でも、なんとか人間の努力で、絶滅の怖れのないところまで、その数が維持できるようになればいいのに。2016/03/01
裏庭にゃんこ
3
伊勢神宮の式年遷宮の夜。儀式に使われる神具?の刀の飾りに、昔はトキから自然に落ちた羽を拾って使っていたと聞いて思い出してこの絵本を読んでみた。 数が少なくなってしまったトキは、仲間は少なくなってしまったけれど、彼らを見守る人々の愛情は大きい。ニッポニア・ニッポンの学名をもつこの鳥を、この星の上からなくしてはいけない。 ところで、中国はパンダといいトキといい、個体数が激減している生き物を繁殖させたり増やしたりするのがどうしてこう上手なのだろう?2013/10/03
こどもふみちゃん
3
5・6・7・8・9・10歳向け。 今では日本で絶滅してしまっているトキ。大正時代(?)のトキを保護する人々の様子が描かれている。2011/03/04
百万石のマルコ
2
最近トキのニュースが自分の中で熱い!と思っていたらこんな絵本が。しかも作家はどちらもかなりしっかり。2010/08/03