出版社内容情報
金融には大きな潜在力がある。これが私たちの旅路の出発点だ。
◆金融を通じて環境・社会課題の解決を目指す「インパクトファイナンス」の市場が急速に拡大している。なぜ今、インパクトファイナンスが必要なのか―。財務的リターンは得られるのか―。具体的な取組みとともに、実務上の課題とその解決の方向性を提示。
◆銀行、保険会社、運用機関、ベンチャーキャピタル等、金融機関がつくるイニシアティブである「インパクト志向金融宣言」による挑戦とそこから得られた実践知。
【主要目次】
序 章 インパクトファイナンスとは何か
・① インパクトファイナンスへの注目、なぜ今なのか?
・② インパクトファイナンスの定義
・③ インパクトファイナンス市場は4年で34倍に
第1章 インパクト志向金融宣言の挑戦
・① インパクト志向金融宣言の立ちあげ
・② 動き出したインパクト志向金融宣言
・③ インパクト志向金融宣言にかける思い
第2章 インパクトファイナンスをめぐる潮流
・① インパクトファイナンスの国際動向
・② インパクトファイナンスを支える原則類・フレームワーク等
・③ 日本におけるインパクトファイナンス
・④ 国際比較からみた日本の特徴
第3章 IMMの実装
・① IMMとは何か
・② IMMの普及と定着
・③ IMMの現状
・④ IMMの課題
第4章 インパクト志向金融の実践――ケーススタディ
・CASE1(未上場株式)キャピタルメディカ・ベンチャーズ
・CASE2(未上場株式)GLIN Impact Capital
・CASE3(未上場株式)第一生命保険
・CASE4(未上場株式)はたらくFUND
・CASE5(未上場株式)UntroD Capital Japan
・CASE6(上場株式)かんぽ生命保険・コモンズ投信
・CASE7(上場株式)三菱UFJ信託銀行
・CASE8(上場株式)りそなアセットマネジメント
・CASE9(融 資)SBI新生銀行
・CASE10(融 資)三井住友信託銀行
・CASE11(融 資)みずほ銀行
・CASE12(債 券)大和証券
・CASE13(債 券)ティー・ロウ・プライス・ジャパン
・CASE14(地域金融)静岡銀行
・CASE15(地域金融)京都信用金庫
・CASE16(地域金融)肥後銀行
第5章 インパクトファイナンスの発展に向けた課題
・① インパクトとリターン
・② システムレベルの思考と投資
・③ インパクトファイナンスの「連携」
終 章 インパクト志向金融が描く未来
・① システムレベルのリスクに挑む
・② 金融の再定義
・③ インパクト志向が主流の未来に向けて
内容説明
金融には大きな潜在力がある。これが私たちの旅路の出発点だ。国内金融機関の協同イニシアティブ、挑戦と実践知。環境・社会課題解決と財務的リターンを同時追求。
目次
序章 インパクトファイナンスとは何か
第1章 インパクト志向金融宣言の挑戦
第2章 インパクトファイナンスをめぐる潮流
第3章 IMMの実装
第4章 インパクト志向金融の実践―ケーススタディ
第5章 インパクトファイナンスの発展に向けた課題
終章 インパクト志向金融が描く未来
著者等紹介
水口剛[ミズグチタケシ]
高崎経済大学 学長。商社、監査法人等の勤務を経て、1997年高崎経済大学経済学部講師、2008年教授、2021年より現職。インパクト志向金融宣言アドバイザー。専門は責任投資(ESG投資)と非財務情報開示。環境省「グリーンファイナンスに関する検討会」座長、金融庁・GSG国内諮問委員会共催「インパクト投資に関する勉強会」座長、金融庁「サステナブルファイナンス有識者会議」座長、「インパクトコンソーシアム」会長等を歴任。筑波大学卒業。博士(経営学・明治大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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