出版社内容情報
労使関係の安定に意を砕き、「郵貯vs大蔵・民間金融機関 百年戦争」を戦い、郵政民営化の嵐のなかで郵政三事業を守った国士の半生記。人と武道と酒をこよなく愛する侍の生きざまを、さまざまな逸話・秘話と武勇伝とともに活写。次代を担う方々への熱いメッセージも満載!
内容説明
「こんな面白い自叙伝は読んだことがない」「この秘話を活字にして大丈夫か?」「部下の苦労が目に浮かぶ」「上司も大変だったに違いない」―郵政三事業を守った、人と武道と酒をこよなく愛する国士の半世紀!
目次
郵政本省取り巻き三万人集会
郵便輸送合理化
昭和五三年末反マル生年賀状越年闘争
大闘争第二ラウンド、国会論戦に場を変えて
四〇日間泊まり込みのその後
今度は史上最速で妥結した年末交渉
外務省経済協力局(現国際協力局)へ出向
初めての海外出張
労働組合交渉と相通じるODAの仕事
対中国資金協力案件の実現
市制施行三〇年の福岡・大川で三〇歳の郵便局長が誕生
処分の量定を巡り組織トップと対立
預貯金金利自由化の進展
金融自由化対策室の設置
狙われる郵便貯金非課税制度
狭まる郵貯包囲網、予算要求で戦いの土俵を広げる
国債販売交渉の布石
政府・与党の合意
国債販売チーム、地獄の旅路の始まり
マスメディアを賑わせた国債定額貯金〔ほか〕
著者等紹介
勝野成治[カツノセイジ]
昭和29年生まれ。昭和53年東京大学法学部を卒業し、同年郵政省に入省。郵便局長や労務管理の責任者として現場で陣頭指揮を執るとともに、郵政大臣秘書官や郵政省本省等の経営企画部門を歴任し、20世紀を跨ぐ様々な課題(金融自由化、経営形態論議等)への適切な対応を考究。平成26年4月日本郵政専務執行役。ゆうせいチャレンジドや日本郵政スタッフの代表取締役社長も務め、障がい者雇用の促進や、効率的グループ経営にも貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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