出版社内容情報
「顧客本位」になっていないと疑われがちな保険募集業務を、誰が見ても公正なものにするためにはどうすればいいか。それが保険代理店におけるコンプライアンスの本質的な課題である。金融庁検査官、弁護士として長年、（生保・損保）保険代理店の内部監査に携わってきた経験をもとに、保険代理店の実情に沿った「課題事例」「参考事例」を網羅的に紹介。当局検査対応のみならず業務を円滑に遂行するために役立つ知識を満載。コンプライアンスは仕事を楽しくするためにある。
内容説明
コンプライアンスを「攻め」と「アクセル」に活かす。金融庁検査官として金融機関の立入検査に従事し、弁護士として長年、保険代理店の内部監査に携わってきた経験をもとに「課題事例」「参考事例」を網羅的に紹介。当局検査対応のみならず業務を円滑・適正に遂行するために役立つ知識を満載。
目次
１ 「コンプライアンス」とは何か
２ 経営管理（ガバナンス）態勢
３ 法令等遵守態勢
４ 保険募集管理態勢
５ 顧客サポート等管理態勢
６ 顧客情報管理態勢
７ 外部委託管理態勢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
10
金融庁で検査官をしていた経験のある弁護士によって書かれた本です。保険代理店における内部監査を実施する際、どういう点に注意すればいいのか、分かりやすくコンパクトに纏められています。基本的には金融庁の監督指針に従うということになりますが、本書を読むことで重要なポイントを整理できます。不正のトライアングル、①動機、②機会、③正当化をいかに潰すか。そういう基礎的な話も少しだけ書かれています。2025/05/28
