内容説明
本書は、ホームヘルプサービスの民間委託が進むなかで、その公的責任の今日的あり方を、住民の生活実態、政策の方向、地域の取り組み・運動および労働を検討することを通して、提起しようとするものである。
目次
1部 理論編―生活実態とホームヘルプをめぐる課題(高齢者の生活実態とホームヘルプの基本的あり方;ホームヘルプ施策の推移と介護保険制度;ホームヘルプ労働のあるべき姿と改善課題)
2部 運動編―ホームヘルプをめぐる各地の運動(民間委託化のもとでの市直営ヘルパーの固有性;住民の願いに応えられるヘルパーの仕事の確立;委託化を阻止し、正規職員を拒んだ私たち ほか)
3部 事例編―ホームヘルプサービスの実際を検討する(朽ち果てた家に閉じこもる病弱な老夫婦;自己退院した高齢者が寝たきりを脱出;暴力を振るう寝たきりの父を介護する娘 ほか)
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