出版社内容情報
好評の『デリバティブのすべて』がVersion UP！「３５歳以上には理解しづらい」と言われてきたデリバティブの世界を、経営者・管理職のためにマネジメントの実際と勘所を中心にやさしく解説。
最新の「エクイティ・デリバティブ」と天候・地震・排出権などの最新マーケット動向を追加！ デリバティブのファースト・ステップの決定版。
第１章デリバティブの考え方とポイント
デリバティブとは/デリバティブについての基本スタンス/デリバティブ市場の発展/デリバティブのリスクと活用上のチェック・ポイント/デリバティブ取引の失敗例/デリバティブと銀行経営
第２章デリバティブ開発・営業の勘所
ヒット商品の３要素/新商品の３要素/FEとセールス・エンジ
ニア/財務リスク・マネージメント営業/新商品開発・営業に入る前に/財務リスク・フレームの変化と対応
第３章マネジメントのための小さなヒント
やりもリスク、やらぬもリスク/「それで儲かったのか！」/リスク・ヘッジとスペキレーション/「無難にやりなさい！」/私はこの道のプロでない/「よくやった」と「大丈夫か？」/「うちはどうなってるんだ！」/「えっ、マイナスになるのか！」/商品提案からスワップ・ビット、そして・・・・/プロ野球か、Ｊリーグか？
第４章スワップ取引理解のために
SWAPとは/金利スワップ/通貨セワップ/スワップ取引で使われる契約書
第５章デリバティブの展開パターン
外債発行とデリバティブ/金利ギャップ・バリュエーション
第６章デリバティブの活用例
金利上昇リスク・ヘッジ/支払金利低減スキーム/運用金利アップ・スキーム/ＡＬＭオペレーション/為替リスク・ヘッジ・スキーム
第７章クレジット・デリバティブ
クレジット・デリバティブ誕生の背景/仕組みと特徴/今後の課題と展望
第８章エクイティ・デリバティブ
ＯＴＣエクイティ・オプションについて/ＥＢ（他社株転換可能債）/ＳＥ：ＬＡ（条件付株券消費貸借契約）/エクイティ・リンク債
第９章ビジネス・リスクとデリバティブ
天候デリバティブ（天候デリバティブとは/活用のポイント）/地震デリバティブ/排出権とデリバティブ（京都メカニズムについて/排出権取引とデリバティブ・ブジネス）/今後の変化と対応
第10章キャッシュ・フロー展開と金利概念の基礎
キャッシュ・フローの基礎とＩＲＲ/割引率について/金利の期間構造/インプライド・フォワード・レート/実務上のチェック・ポイント/デリバティブの理論と実務
第11章デリバティブ・プライシングの実際
先日付スワップ/クーポン・スワップ/アモタイジング・スワップ/スワップ・フローター/後決めＬＩＢＯＲスワップ/演習問題・解答
内容説明
好評の『デリバティブのすべて』がバージョンＵＰ！新たに「エクイティ・デリバティブ」の章を追加。天候・地震・排出権などの最新マーケット動向を盛り込んだ「ビジネス・リスクとデリバティブ」の章を補充。最新事情に対応した決定版。
目次
第１部 マネジメントのためのデリバティブの勘所（デリバティブの考え方とポイント；デリバティブ開発・営業の勘所；マネジメントのための小さなヒント）
第２部 マネジメントのためのデリバティブの実際（スワップ取引理解のために；デリバティブの展開パターン；デリバティブの活用例 ほか）
第３部 マネジメントのためのデリバティブの基礎知識（キャッシュ・フロー展開と金利概念の基礎；デリバティブ・プライシングの実際）
著者等紹介
藤井睦久［フジイムツヒサ］
１９６６年日本興業銀行入行。大阪支店、本店営業第二部で法人営業を経験後、産業調査部調査役、米国研修、国際営業第一部副参事役を経て国際業務部企画課長となり、国際金融資本市場での営業戦略、ＡＬＭ高度化等を担当。その後、人事部副部長、証券業務部副部長等を歴任。ハーバードビジネススクールＡＭＰでの研修を経て、９２年より金融商品開発部長として金融機関、事業法人の経営者に対して「デリバティブの発展と企業経営」、「デリバティブ時代の財務戦略」などのテーマで数多くの講演、セミナーの講師として活躍。９５年６月取締役国際資金部長。９６年７月より年金福祉事業団（現、年金資金運用基金）理事
中村恭二［ナカムラキョウジ］
１９７４年日本興業銀行入行。外国為替部、国際金融部、英国での研修、国際資金部を経て、８２～８７年ロンドン支店勤務（資金・為替ディーリングに従事；ＦＯＲＥＸチーフ・ディーラー）。その後、金融商品開発部次長（開発班担当）、調査部国際金融調査室長を歴任、９６年１２月、和光証券へ出向（金融商品開発部長）。現在、興銀第一ファイナンシャルテクノロジー株式会社、取締役・業務企画部長。国際金融関連のセミナーおよびビジネス英語教育の分野でも活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
