内容説明
0から無限まで、100の数にまつわる数学のエピソードを紹介!
目次
0 加法単位元
1 乗法単位元
1.306… ミルズ定数
√2(1.414…) ピタゴラスの定数
φ(1.618…) 黄金比
2 最小の素数
e(2.718…) オイラー数
3 主な三角形の種類
3 最小のメルセンヌ素数
3 初等三角関数の個数〔ほか〕
著者等紹介
スチュアート,コリン[スチュアート,コリン] [Stuart,Colin]
英国王立天文学会会員。天体物理学と科学コミュニケーションの学位を持つ。BBC Focus、CNN.com、欧州宇宙機関、英国物理学会、ガーディアン、ロンドン数学会など、多くの媒体や機関に記事を寄稿している
竹内淳[タケウチアツシ]
早稲田大学先進理工学部教授。理学博士。1960年、徳島県生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科修了。数学と物理学の解説書を多数執筆
赤池ともえ[アカイケトモエ]
東京都出身。イギリス・バース大学大学院通訳翻訳修士課程修了。電機メーカーやIT企業で翻訳に従事したあと独立し、翻訳者としてさまざまな分野の翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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lily
98
黄金比φ、レイランド数593、ルービックキューブの全面揃えの最多手数20、最小ナルシスト数153、究極の魔法陣176、最小友愛数ペア220と284、最小リュカ=カーマイケル数399、最小バンパイア数1260、タクシー数1729、ポアソン分布、ゴムボック問題、唯一のミュンヒハウゼン数3435、カプレカ定数6174、5個連続出現ハッピー数1個目44488、巡回数の出発点142853、初スミス数4937775、パンデジタル数、最大両側切り捨て可能素数739397、スキューズ数...人生は麗しき素数探しの旅だ。2021/01/16
to boy
28
0から∞までのいろいろな数についての面白い話を1~2ページにまとめた読み物。ミルズ数とかハッピー数など知らないことも出てきて楽しめました。でもやはり素数に関する話が一番面白い。多角形の作図可能性とフェルマー素数が関係し来るなんて意外な組み合わせがあったりして数の不思議さを思い知らされました。2020/11/30
美東
14
原題は ”MATHS IN 100NUMBERS A Numerical Guide to Facts,Formulas,and Theories” 邦題のように ”数学が好きになる”かどうかは...微妙?!2020/12/19
ジョンノレン
11
0にはじまり∞に至るまでの数にまつわる様々な話が満載。数そのものから図形、座標、グラフ等のそもそも話や、ナルシスト数や友好数等個性的な諸々の数たちの不思議さに魅了される。強い関心を持ち深く追求し、然るべき発見に至った優れた先人や、現在進行形で未解決問題に取り組む人々の執念に感服。素人目線なので説明も分かりやすい。個人的には天文学で有名なケプラーが立体への球体の最適充填を予想していたとか、「ゴムボック」なる究極の起き上がり小法師が印象に残った。多少の関心と暇があれば読むべき。P152下から5行目に誤植あり。2022/04/29
kitten
11
図書館本。数学の、主に数に関する話題を集めた本。知ってる数字もあれば、知らない数字もあった。数字にも「物語」があるんだなぁと思った。気になったのは天才数学者のガロアが亡くなった年齢「20」。年代的にはフランス革命後のフランスなんだ。ってことは、レ・ミゼラブルとほぼ同時代か。この人の話を読んでみたい。数字としては、最後の「グラハム数」あまりにも膨大な数字で、虚数iよりも想像できない。「3↑↑↑↑3」第一段階で3兆6千億桁で、しかもそれが矢印。まったく認識できない。あと、数学者はみんな素数狂っぽい。2020/12/13