出版社内容情報
工業用・科学研究用に利用する機会が増えてきているX線CT技術を体系的に解説。学生から研究者のニーズにまで応え、応用例も収録。
目次
第1章 歴史と現状
第2章 X線イメージングの基礎
第3章 3D画像再構成
第4章 ハードウェア
第5章 応用イメージング技法
第6章 X線CTスキャナーと応用例
第7章 3D画像の基礎
第8章 3D画像処理と3D画像解析
第9章 4D画像解析
第10章 寸法・形状計測
著者等紹介
戸田裕之[トダヒロユキ]
1987年京都大学工学部冶金学科卒、同年鈴木自動車工業(株)材料研究所、1997年豊橋技術科学大学工学部生産システム工学系講師、2006年同教授、2013年九州大学工学研究院機械工学部門教授を経て、九州大学大学院工学研究院機械工学部門主幹教授、博士(工学)。専門:構造・機能材料、3Dイメージングとその応用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yoshi41101
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概要を知るために難しいところは飛ばしながら斜め読み。産業用X線CTは原子物理や材料化学、半導体、機構設計と制御、画像処理の数学など分野が多岐にわたりそれぞれが成熟して形になってきた様子。検出器で受光してできた白黒反転波形をフーリエ変換して、できたスペクトラムにフィルタ補正して、フーリエ逆変換してイメージを再構成するなど、フーリエってすごい。このフィルタは通信のロールオフフィルタなんかとは形が違うが、帯域制限して計算を楽にしたりするのか?など疑問が湧き、基本的な勉強をしたくなった。2025/03/21