出版社内容情報
「認知意味論」から日本語の日常会話の研究を発展させ、人が意味を生み出すプロセスをはじめて理論モデル化する。本書は、言語学、認知科学、人工知能論ひいては社会科学の分野にも大きな示唆をあたえる野心作!
市河賞 受賞
プロローグ 意味づけ論の起こり
内容説明
「認知意味論」からの越境。日本語使用の具体例を取り上げながら、意味を生み出す内面の営みとその社会的相互作用を、はじめて明示する挑戦作。言語学、認知科学、社会学などの諸分野に革新を迫る理論モデルの登場。
目次
序章 コトバ・意味づけ・コミュニケーション
第1章 意味づけのプロセス
第2章 会話のプロセス
第3章 概念形成のプロセス
第4章 隠喩の意味づけ論的考察
第5章 換喩の意味づけ論的考察
第6章 発話行為論と意図把握
第7章 態度意図の把握―皮肉と嘘
終章 今後の展望