内容説明
社会主義の失敗と資本主義の欠陥は近代合理主義の行き詰まりを物語るものであり、世界が早急にその打開策を見出さない限り、ポスト・モダンの世界は再び、非合理が支配することになるかもしれない。本書は、現代日本の平和と繁栄にどっぷり漬かって、それをもたらした現代史を知らぬ若者達の歴史意識を喚起し、彼らの世紀である21世紀に如何に対処すべきかを考えてもらうための「近未来史」でもある。
目次
第1部 21世紀の国際政治(世界システムの形成―パックス・アメリカーナの盛衰;安全保障への道―日米同盟からアジア集団安保へ;民族主義の超克―分裂はらむ統一欧州;未来学としての国際政治―世紀の曲がり角20世紀から21世紀へ)
第2部 体制転換と政治権力―政治権力面から見た日本の「戦後改革」、ソ連・ロシアの「ペレストロイカ」、中国の「改革開放」(それは革命である―日中ロ三国における転換期の政治経済過程;日本の「戦後改革」;ソ連・ロシアの「ペレストロイカ」;中国の「改革開放」)
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