出版社内容情報
2013年刊行『伊能図大全 全7巻』(本体12万円)を各巻別に新装版で刊行。伊能図の概説と各図解説。
渡辺 一郎[ワタナベ イチロウ]
監修
内容説明
基本図となる大図214枚は、測量した測線のほか、詳細な町村名、社寺名、自然地名などが記載され、島嶼、山影、河川なども描かれた緻密な地図。国内に現存する最も上質で完成度の高い図幅を厳選した伊能図の集大成。大図のうち半分以上を占める単色のアメリカ議会図書館所蔵図に着色再現を施し、収録図すべてが最終上呈図に迫る彩色豊かな姿となって鮮やかに甦る。畳1畳を超える大きさの各原図を、画像を鮮明に保ちながら縮小したうえでA4判に分割し、ページ構成を整えた編集。圧倒的に見やすく扱いやすい体裁。伊能図は200年前の地誌というだけでなく、現代の都市計画、交通、建設、産業、行政、環境、防災などの分野からも注目を集めており、地方創生や学校教育においても活用がきわめて期待される基本文献。
目次
伊能図の概説(伊能図の内容と構成;伊能図の発見史;伊能図一覧表;伊能図の意義;本書に収載された伊能大図;伊能大図から見る200年前の日本地理;凡例)
各図解説(伊能大図;九州沿海図;伊能中図;伊能小図)
著者等紹介
渡辺一郎[ワタナベイチロウ]
1929年、東京都生まれ。1949年、逓信省中央無線電信講習所(現・電気通信大学)卒。日本電信電話公社(現・NTT)計画局員、データ通信本部(現・NTTデータ)調査役などを経て、51歳で退職。コビシ電機(株)副社長を10年間務めた後、1994年頃から「伊能図と伊能忠敬の研究」に専念。1995年、フランスで発見された伊能中図を佐原市(現・香取市)へ里帰りさせた機会に「伊能忠敬研究会」を結成。伊能忠敬研究会代表理事を経て、名誉代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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