内容説明
日本占領の連合国軍最高司令官マッカーサーの全貌。敗戦日本に絶対的権力者として五年八カ月にわたり君臨、戦後日本の民主化と改革を推進し、近代日本の興亡を演出した男の波瀾の生涯。
目次
第1章 宿命のアジア
第2章 恥辱と栄光の途
第3章 征服者の足どり
第4章 青い眼の大君
第5章 再び戦場へ
第6章 老兵は消えゆくか
著者等紹介
袖井林二郎[ソデイリンジロウ]
1932年宮城県生まれ。1956年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了(政治学修士)。1964年カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院よりM.A.in Political Science取得。1976年法政大学法学部教授。1987年El Colegio de Mexico客員教授。1992~93年カリフォルニア大学ロサンゼルス校日本研究所客員研究員。1999年法政大学名誉教授。『マッカーサーの二千日』(中央公論社・1974年刊)で毎日出版文化賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞
福島鋳郎[フクシマジュウロウ]
1936年栃木県生まれ。高卒。日本出版学会会員。『戦後雑誌発掘』(日本エディタースクール出版部・1972年刊)で1973年度毎日出版文化賞受賞、『大東亜戦争書誌』(大久保久雄共編。日本アソシエーツ・1981年刊)で日本出版学会奨励賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
1
ふむ2021/10/02
はるさん
0
戦後日本の占領期に連合国最高司令官として君臨したD.マッカーサーの生い立ちから晩年までの波乱万丈の生涯を、貴重な写真の数々と共に紹介した一冊。時代が生み出したカリスマ的軍人且つ為政者だったことを再認識させられた。2022/04/02
Isamash
0
戦後日本のあり方に大きな影響を与えたにもかかわらず、その記録が不鮮明となってる様に思われるマッカーサーに関心を持ち本書を手に取った。多くの写真もあり太平洋戦争及び戦後直後の日本の理解促進に繋がった。新婚時にホテルニューグランドに泊まり戦後初日に同ホテル泊だったのだ。米国から直接日本政府に米軍性処理問題に関しての要請が有り、騙し的な広告で婦女が集められたのを初めて知った。ひどいもんだ。また、朝鮮戦争の実際に関して自分が何も把握してなかったことも強く気付かされた。今の朝鮮半島の状況のベースになるものなのに。2021/02/28
-
- 和書
- ホーキーベカコン 〈3〉