内容説明
“輝ける子”に育つとっても大切なこと。
目次
子どもに心配な症状が出るのは、しつけがなされていないからでも、わがままに育てたからでもない
赤ちゃんならば、スキンシップ
話を聞く
「がんばれ」より、「がんばってるね」と認めるほうがいい
「ありがとう」という言葉を、どんどん使おう
子どもの心は、甘えと反抗を繰り返して大きくなる
甘えない人が自立するのでなく、甘えていいときに、じゅうぶん甘えた人が自立するのです
10歳までは徹底的に甘えさせる。そうすることで、子どもはいい子に育つ
「甘やかす」と「甘えさせる」は、どう違うのか
10歳以下の子どもが、あまり甘えてこないときは、接する時間を増やしたり、スキンシップを増やしたりしたほうがいい〔ほか〕
著者等紹介
明橋大二[アケハシダイジ]
昭和34年、大阪府生まれ。精神科医。京都大学医学部卒業。国立京都病院内科、名古屋大学医学部附属病院精神科、愛知県立城山病院をへて、真生会富山病院心療内科部長。児童相談所嘱託医、小学校スクールカウンセラー、富山県児童虐待対応相談チーム委員、NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと副理事長
太田知子[オオタトモコ]
昭和50年、東京都生まれ。イラスト、マンガを仕事とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
56
嫁さんが図書館で借りてきた本を横から拝借。軽快なイラストと大きな文字でサクサク読めるが、中味はかなり大事な事。子供の自己肯定感の大切さを最初に説明し、それがどのように育成され、自立へとつながっていくのか。また、自己肯定感をしぼめないための話の聴き方や叱り方、甘やかすことと甘えさせることの違いについてなどが説明される。最後に母親の自己肯定感も子供を守るために大切であることを説き、父親の心ない行動やセリフを戒めると共に、他者からの過剰なアドバイスに対する距離の置き方に触れる。まったくもって、頭が上がらない。2013/12/03
ぱんにゃー
55
【どうしてカッとしてしまうのか?】 『子どもに、非現実的なことを求めているからです。 ①子どもは、自己中心的です(まだ、相手のことを考える能力が育っていません) ②子どもは、失敗します(未来を予測する能力が育っていません) ③子どもは、言うことを聞きません(人の意見を冷静に聞く能力が育っていません)』 でも安心♪→ 『①相手のことを考える能力の前に、まず自己主張する能力が必要です。それが、健全に育っている証拠です。 ②失敗によって、さまざまなことを学ぶ機会を得ています。 ③自立心の表れです』 (^ω^)2014/12/24
みっこ
53
定番の育児書を読んでみたくて。0歳児にはちょっと早いけど、とてもわかりやすく、ためになる内容でした。『10歳まではとにかくたくさん甘えさせる』は意識したい。自己肯定感って大事だよね。いい意味で自分に自信がある、人生を楽しめる子になって欲しいので。今はたくさん抱っこして、大切にされていることが伝わればいいな。文章が優しくおおらかで、安心して読めました。他の著作も読んでみたい。2017/06/16
ソルティ
50
わたしは育児書はいっぱい読みましたが、どうもしっくりこない、こんなの私が続かないとか厳しすぎるやつとかそういうのは売り飛ばしました。いいのだけ残してます。この本はいい本です。精神科の先生、明橋大二先生が書かれてるもので、親に対しても優しいです。子供の自己肯定感を高めて、生きていていいんだと思えるようにしていかなきゃいけません。そのために親としてできるのは甘えさせること。甘やかしじゃなく甘えさせる。それがまた難しいですけどね。できることでも甘えて「できない」って言ってきたらやってあげればいいんだって。2006/01/01
たまきら
35
図書館放出本。このシリーズ、娘が乳児の時に大変お世話になりました。わかりやすく、やさしく、思わず笑顔になれるシリーズです。現在子育てに悩んでいる友人に渡す予定。2019/10/30