目次
アルバム 「顔」の履歴書―種村季弘1933‐2004
エッセイ 澁澤龍彦―種村季弘について
編集者の思い出
総論対談 松山巖・坪内祐三 大隠は市に隠れる―種村さんが与えてくれたもの
タネラムネラ・ワールド 種村季弘を読み解く10の鍵
種村季弘・単行本未収録コレクション
温泉漫遊記 大空咲穂―種村さんゆかりの温泉をたずねて 相模灘三湯遠足記
種村季弘フェイヴァリット・アンソロジー
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bunca
1
勤務していた出版社は光文社だったのね。 女性週刊誌の編集とはイメージとかけ離れていて意外でした。 澁澤龍彦との共通点は納得できるけれど、小実昌さんとの類似は酒場まわりだけのような気がする。 筑摩書房の松田さんの寄稿を読んで、クラフトエヴィング商會・吉田篤弘さんとの縁ができたのかと腑に落ちた。2025/01/16
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
1
怪奇集の解説で時折おみかけする方、独文学者、評論家だと。映画の評論もしているそうだが、著書集は種村季弘のラビリントスとのネオ・ラビリントスの二つで、あとはエッセイなど。なんだか特徴や今生の渾身策というものがどれなのかよくつかめない人だ。漫遊記シリーズがおもしろそうなので読んでみることに。2019/08/04
hiratax
1
原稿を依頼されると締切の中で調べて書き、単行本化の際にはさらに追加するというスタイルが元編集者のセンスを感じる。調べたことをそのまま書くだけでなく、自分を入れる、虚飾を入れるという方法論にも学びたい。手もとに種村本は2冊しかない。これから増やしてゆきたい。2014/11/07