集英社文庫
競馬漂流記―では、また、世界のどこかの観客席で

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  • サイズ 文庫判/ページ数 422p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087451191
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

世界中の競馬場で出会った、愛すべき馬と人々。ともに心躍る時を過ごし、レースが終われば、「では、また」と故郷へ戻っていく──競馬の悦びに溢れるエッセイの名著、文庫化。(解説/北上次郎)

内容説明

小さな鞄に荷物を詰めて、格安航空券で、どこかの国のどこかの競馬場を訪れる。旅先で待っているのは、鍛えられた名馬たちと、競馬を愛する人々との出会い。ともに熱狂と愉しみを分かち合い、レースが終われば、互いに挨拶を交わして、馬も人も故郷へと戻っていく。“では、また、友よ、世界のどこかの競馬場で―”。競馬を見る喜びと、その旅の記憶を綴ったエッセイの名著が、ついに文庫化。

目次

プロローグにかえて では、また、東京で―ジャパンカップ92
ロンシャン、小さな数字の大きな意味
ケンブリッジ発12時30分、ニューマーケット競馬場行き
来年のダービー馬を知ってるかい?
アセッサーとその友人たちに乾杯!
昔、わたしの大好きな芦毛がいた
1984年11月10日、偉大な日の小さな出来事
ラリイにまかせろ
ミスター・フラナガンの歌声
一枚の写真〔ほか〕

著者等紹介

高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年広島生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長篇小説賞優秀賞を受賞。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞を、2002年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞を受賞。06年、『ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ』により第16回宮沢賢治賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

65
ギャンブルとしての競馬は嫌いだが、馬を見るのは好きだ。だからこの本にはおおいに惹かれた。流れるような文章はまるで映像を見ているようで美しい。世界中のひとびととの交流も楽しい。競馬を超えた何かが、この文中の世界のどこかに存在するのだろう。ここから見える今日の空は曇っている。2019/02/19

だーぼう

17
競馬ファンが楽観主義者に変わったなんて、そんなのウソだ。 ペシミストがいるから、 競馬は楽しい。ブログに感想を書きました。2019/10/23

バーニング

4
海外のことやこの90年代前半の空気感はよく知らないけど、競馬ファンとして幸福な一冊。そういうものを書いている。2013/10/02

ユッチー

3
競馬をやる人はこれくらいロマンチストの方がいい。2023/10/27

はち

3
競馬場漂流記とでも呼べる作品なんだけど20年以上前の話なのでよくわからない。競馬にあまり興味ない俺でも競馬場に行きたくなった。2013/11/04

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