出版社内容情報
ベストセラー『面白くて眠れなくなる数学』シリーズの最新刊。数学者の奇想天外なエピソードと文系でもわかる数学のはなし。
【著者紹介】
サイエンスナビゲーター
内容説明
数式の解明に人生を捧げた天才たちのドラマ。
目次
第1章 ネイピア―多くの人命を救った対数をめぐるドラマ
第2章 ニュートン―今も世界を動かす天才物理学者
第3章 関孝和―微分積分を自在に操った和算の天才
第4章 アインシュタイン―ブラックホールもビッグバンも予言した数式
第5章 ボーア・仁科芳雄―摩訶不思議な量子力学を支えた科学者
第6章 フェルマー・谷山豊―超難問の完全証明にとり憑かれた数学者たち
第7章 ラマヌジャン―美しき公式と円周率の物語
著者等紹介
桜井進[サクライススム]
1968年、山形県生まれ。東京工業大学理学部数学科卒業、同大学大学院卒業。サイエンス・ナビゲーター。東京理科大学大学院、日本大学藝術学部、日本映画大学非常勤講師。株式会社sakurAi Science Factory代表取締役。在学中から、講師として教壇に立ち、大手予備校で数学や物理を楽しく分かりやすく生徒に伝える。2000年、日本で最初のサイエンス・ナビゲーターとして、数学の歴史や数学者の人間ドラマを通して、数学の驚きと感動を伝える講演活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぼっちゃん
27
「面白くて眠れなくなる数学」より数式が多く難しかった。アインシュタインタインですがそんなことはあり得ないと言っていた量子テレポーション、量子コンピュータができればAIもさらにすごくなり、、著者の桜井さんが好きなドラえもんができる可能性もあるのですね。2020/11/14
かおりん
14
数列や法則はちんぷんかんぷん。大航海時代の天測暦と海難事故からネイピアは対数を考え出した。大サイクロトロンを完成させた仁科は戦時色がつよく、すべて破壊され東京湾に沈められる。量子力学への思いは湯川や朝永らが後に続いた。羅列してある数学者たちは天才すぎて時代が追いついてないこともあり不運。数学が嫌いだったのは、先生の教え方が嫌いだったのか!!2018/03/08
aiken
13
2014年の本。感動した。数学者と物理学者の美しく、はかない物語の紹介。著者の頭の良さがわかる好みな文体だった。数式が出てくるが、分からなくてもスゴさが伝わる。詩が出てきて著者の想いも伝わった。著者の様に幼いころに熱中するものが学問に繋がるって幸せだと感じた。のめり込んだ数学者には不幸になった方も多いようだが、「博士の愛した数式」の短編集を読んでいるような読後感だった。2022/05/20
かんちゃん
12
数学コンプレックスの塊である自分の殻を破りたくて思い切って手を出してみた本書。いろんな数学者たちの伝記としては面白いのかもしれませんが、やっぱり数学の式を理解する知識と経験が無くて、表面的な伝記モノとしてしか理解できない。もう少し数学が理解できれば、本当に眠れないくらい面白いのかもしれないけど。。。著者の桜井先生に謝りたい気持ちでいっぱいです。自分の勉強不足で、本書の面白さを理解できなくてゴメンなさい。。。2015/09/01
あるにこ
10
ネイピア、ニュートン、ラマヌジャンなど数学界の偉人本。フェルマーの最終定理に挑戦する人たちの姿に感動。証明できずに散っていた人、そのバトンを紡いで、証明をしたワイルズ。そのバトンのなかには日本人も登場し、びっくり。2021/06/08