内容説明
気象状況の確認やダイバート(目的地空港変更)、引き返しなどを、航空会社はどのように検討・決定するのか。大雪や台風などの悪天候、東日本大震災のような災害から日々の運航遅延など、航空機の運航を支えるオペレーション・コントロール・センター(OCC)では、どのように対応しているのか。航空運航指令室=OCCの業務内容から意思決定のプロセスまで、実際の事例をあげながらわかりやすく解説する。
目次
その時、OCCは―序章にかえて
第1章 航空会社のオペレーション
第2章 オペレーションの3要素「点・線・面」
第3章 オペレーション・コントロール・センター(OCC)
第4章 OCCに参集する機能
第5章 航空会社のオペレーションの実際
第6章 OCCの意外なかかわり
第7章 悪天候との対峙(その1)
第8章 悪天候との対峙(その2)
第9章 OCCの危機管理
著者等紹介
西尾秀樹[ニシオヒデキ]
1984年日本航空(株)入社。福岡、コペンハーゲン、サンフランシスコ、東京のフライトオペレーションセンター(OCCの前身)と、オペレーションの最前線で運航管理業務に従事のほか、1991年~1996年の5年間運航本部運航部で規程策定や航空局との調整業務に携わる。2019年9月より北海道エアポート(株)安全推進室長として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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