出版社内容情報
妖怪の定義、多様化する方法論、グローバルな比較研究……
怪異・妖怪研究、新時代へ。
飛躍的な進展を遂げ、人文学の新領野としての地位を確立――
これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー!
【目次】
総論 怪異・妖怪とは何か(廣田龍平・安井眞奈美)
Ⅰ 妖怪概念の深化と転回
怪異・妖怪とはなにか(小松和彦)
モノ化するコト――怪異と妖怪を巡る妄想(京極夏彦)
妖怪の、一つではない複数の存在論――妖怪研究における存在論的前提についての批判的検討(廣田龍平)
畏怖の保存――情感の共有を考えるための一試論(後藤晴子)
柳田國男の妖怪研究――「共同幻覚」を中心に(香川雅信)
Ⅱ 多様化する妖怪へのアプローチ
目の想像力/耳の想像力――語彙研究の可能性(山田厳子)
怪音と妖怪――聴覚と怪異現象(常光徹)
妖怪・怪異に狙われやすい日本人の身体部位(安井眞奈美)
「妖怪」という問いかけ――調査地における応答の諸相をめぐる研究ノート(藤坂彰子)
Ⅲ グローバルな比較妖怪学へ
妖怪を翻訳する(マイケル・ディラン・フォスター)
韓国の「ドッケビ」の視覚イメージの形成過程――植民地時代を中心に、日本の「オニ」との比較を手がかりとして(朴美?)
自然界と想像界のあわいにある驚異と怪異(山中由里子)
怪物(ヤスミン・ムシャーバシュ/廣田龍平訳)
解題(廣田龍平・安井眞奈美)
内容説明
妖怪の定義、多様化する方法論、グローバルな比較研究…怪異・妖怪研究、新時代へ。飛躍的な進展を遂げ、人文学の新領野としての地位を確立―これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー。
目次
総論 怪異・妖怪とは何か(廣田龍平;安井眞奈美)
1 妖怪概念の深化と転回(怪異・妖怪とはなにか(小松和彦)
モノ化するコト―怪異と妖怪を巡る妄想(京極夏彦)
妖怪の、一つではない複数の存在論―妖怪研究における存在論的前提についての批判的検討(廣田龍平)
畏怖の保存―情感の共有を考えるための一試論(後藤晴子)
柳田國男の妖怪研究―「共同幻覚」を中心に(香川雅信))
2 多様化する妖怪へのアプローチ(目の想像力/耳の想像力―語彙研究の可能性(山田厳子)
怪音と妖怪―聴覚と怪異現象(常光徹)
妖怪・怪異に狙われやすい日本人の身体部位(安井眞奈美)
「妖怪」という問いかけ―調査地における応答の諸相をめぐる研究ノート(藤坂彰子))
3 グローバルな比較妖怪学へ(妖怪を翻訳する(マイケル・ディラン・フォスター)
韓国の「ドッケビ」の視覚イメージの形成過程―植民地時代を中心に、日本の「オニ」との比較を手がかりとして(朴美〓)
自然界と想像界のあわいにある驚異と怪異(山中由里子)
怪物(ヤスミン・ムシャーバシュ)(廣田龍平訳))
著者等紹介
小松和彦[コマツカズヒコ]
国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。長年、日本の怪異・妖怪研究を牽引してきた
廣田龍平[ヒロタリュウヘイ]
大東文化大学助教。専門は文化人類学、民俗学。博士(文学)
安井眞奈美[ヤスイマナミ]
国際日本文化研究センター研究部教授。専門は文化人類学、民俗学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐倉