内容説明
「現代カクテルの父」「カクテル王」と呼ばれる著者が、さまざまなカクテルの由来、歴史をふまえた正しい作り方、必須テクニック、500のレシピを伝授。
目次
1章 カクテルという芸術(カクテルの歴史;カクテルの材料;カクテルの道具、技術、ガーニッシュ)
2章 レシピ―楽しい逸話・豆知識とともに
3章 資料・情報源(製品・サービス・情報;分量単位;主なスピリッツの一般的なアルコール度数;ベーシック・レシピ;ミキシング用語とテクニック;用語集;参考文献;謝辞;日本で入手が難しいと考えられる酒・食材のリスト)
著者等紹介
デグロフ,デイル[デグロフ,デイル] [DeGroff,Dale]
世界的に著名なバーテンダー。「現代カクテルの父」「カクテル王(King Cocktail)」などとも呼ばれる。1948年、米国東海岸のロードアイランド州生まれ。俳優を志し、ロードアイランド州立大学に学ぶ。69年に大学を中退しニューヨークへ。勤務先での仕事を通じて、高名なレストラン事業家ジョー・バウムの知遇を得る。レストラン“チャーリー・オーズ”でバーテンダーとしての経験を積んだのち、78年、俳優業に再挑戦するためロサンゼルスへ。ロサンゼルス在住中、老舗高級ホテル“ホテル・ベルエア”にバーテンダーとして勤務。84年、ジョー・バウムの誘いを受けてニューヨークへ戻り、バウムが掲げる“米国のカクテル黄金時代のバーをよみがえらせる”という目標を実現すべく、古いカクテル・ブックの収集、黄金期のレシピの現代化などに尽力。長らく忘れ去られていたサゼラック、シンガポール・スリングなどのクラシック・カクテルを、フレッシュな材料を使用して現代向けに復刻し、ヘッドバーテンダーを務める“レインボー・ルーム”で提供。のちに全世界的な広がりを見せるカクテル・ルネッサンス・ムーブメントの先駆となった。ニューヨーク・ナイトライフの頂点に立つレストランと言われたレインボー・ルームを退職したのちも、99年に開業したバー“ブラックバード”や、2006年に共同で始めたバーテンダー訓練プログラム“Beverage Alcohol Resource(BAR)”を通じて数多くの著名バーテンダーを育てるなど、カクテル業界の発展に寄与し続けている。「料理界のアカデミー賞」と呼ばれるジェイムズ・ビアード賞を2度受賞。また著書「The Craft of the Cocktail」に対しては、国際料理専門家協会(IACP)からジュリア・チャイルド賞が贈られた。2人の男子の父
上野秀嗣[ウエノヒデツグ]
一般財団法人カクテル文化振興会理事。一般社団法人日本バーテンダー協会専務理事。「バー ハイ・ファイブ(BAR HIGH FIVE)」オーナーバーテンダー。1968年札幌生まれ。大学在籍中、米国に留学。大学卒業後、日本バーテンダースクールに入学し、コースを修了。銀座のバーで働きはじめる。2000年~2008年、「スタア・バー・ギンザ」ヘッドバーテンダー。2008年7月、「バー ハイ・ファイブ」を開店。同店は「世界のベストバー50」に選出されるなど、日本を代表するオーセンティック・バーとして世界的にその名を知られている
新井崇嗣[アライタカツグ]
翻訳家、音楽ライター。中央大学法学部法律学科卒。メンフィス大学英語学部言語学科修士課程修了。雑誌記事、CDライナー訳、歌詞対訳のほか、音楽誌の記事やCDライナーも多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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