出版社内容情報
「人は人工知能と対話ができているのか?」「花や鳥は、言葉が分かるのか?」「人はどこまで進歩するのか?」……言語によって自身や他者と対話し、思考を深める私たちは、生物や機械とどのように違うのか。言語能力や創造性の解明を目指す言語脳科学者がユニークな思考実験による物語を通して、根源的な謎に迫る。人間の本性について科学的な解明が進む今、その心と言葉の特性に焦点を当て、まったく新しい視点を提供する。
【目次】
内容説明
鳥、犬、人工知能、スーパーインテリジェンス…。言語脳科学者のユニークな思考実験による対話の物語から、人間本性の謎へ挑む。
目次
第1章 花をめぐる対話―人は植物と何が違うか
第2章 鳥をめぐる対話―人は動物と何が違うか
第3章 犬をめぐる対話―人は犬と心が通うか
第4章 古代人をめぐる対話―人はいつ芸術を始めたか
第5章 現代人をめぐる対話―人はなぜ言葉を話すか
第6章 人工知能をめぐる対話―人は機械と何が違うか
第7章 スーパーインテリジェンスをめぐる対話―人はどこまで進歩するか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
むた
15
小説風にお話が進むなかで、主人公たちは様々な観点から人間というものについて考えていく。主人公たちとそれぞれの専門家の会話が中心となっているのでとても読みやすい。各分野それぞれが興味深く、より詳しく知りたくなった。2026/02/09
武井 康則
7
脳と心、言葉という表紙の言葉で買ってみたが、まずはじめにを読んでこれ大丈夫かと思い始める。著者を確認すると一応信頼できるアカデミズムの人物なので読み続けるが、無意味な小説形式で論議を深めるとある。男女が不自然に出会い、その道で働いている人物に意見を聞くが、その人物が「~じゃろ」なんて言葉を使う者がいるか?他にも補足、対話、クイズ形式など理解を深めるアイデアだと思うのだが、すべて滑っている。心と言うが定義もなく脳の説明はあるが、それがどうつながるのか。独りよがりの、自分に酔った文章にしか思えず、読むのが辛い2026/06/13
ツッチャン
2
チョムスキー言語学の普遍的言語文法を脳科学の分野で研究する著者による、とてもユニークな人間論。「ユニーク」な点は、1つに「演繹的」に論じられているところ。著者には明らかな「人間」の概念があり、そこから動植物の言語や人工知能が論じられる。そのため、論旨は明解で、結論もとても妥当なものに至る。2つ目に、「言語と心の捉え方」。チョムスキー言語学が基礎なので、言語は普遍的かつ生得的だという主張になる。その視点から違いや多様性はどう生まれるのか、はとても興味深い。AIを含め、言語や心に関心のある人はぜひご一読を。2026/06/07
せきも
1
人間とは何か。自然や動物との比較や言語と思考など様々な論点から小説仕立てで分かりやすく解説されていました。ロボット工学の三原則はAI兵器の出現により脅かされているという説明は脅威を感じましたね。2026/03/19
千兵衛
0
今、学校で教員として勤務している。日々、児童生徒にICTを使わせることの賛否に悩んでいる。脳科学からの視点は新鮮なものがあり、納得する箇所が多い。2026/01/23
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