内容説明
古地図と現代の図を「くらべて」分かる、城下町の成り立ちと特徴! 江戸・名古屋・大阪をはじめ、全国の主要な城下町を、古地図をもとに検証。国土地理院の現代の図と定点で比較することから、思わぬ町の機能が見えてくる! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らっそ
12
江戸時代と現在の地図を比較して、それぞれの城下町の特徴と現在にそれがどう残っているかを解説してくれている。自分の記憶と結びつけながら読めると、江戸時代のイメージ(時代劇風)が膨らんで楽しさは倍増する。が、土地勘がない街は難しい。2019/01/26
六点
7
江戸や大坂、名古屋から、丸岡、高梁といった現存天守のある都市を古地図と現在の地図で比較したガイドブック。「ブラタモリで見たなあ」という話もある。取り上げられた町に出かける際、目を通しておくと、観光や出張でもその街を見る目が少し変わるのではないかと思う。2018/02/15
Tatsuhito Matsuzaki
6
日本全国に残る城下町を古地図と現代図を対比させながら、その成り立ちや特徴を解説。 我が茨城県域では、水戸街道に発展した土浦城と、徳川御三家の一つ水戸城です。 標題の如き不思議と謎をあまり感じなかったのは、文章量の少なさが原因か?私の城(跡)ヲタク度の高さが原因か? 2021/03/27
氷柱
5
761作目。9月26日のみ。城と徳川家、豊臣家、小田家の関りの強さを読み取ることのできる一作。特に徳川家の権威が常軌を逸していることがガツンと伝わってくる。日本全土にその影響が浸透していたのだなと。そして東京パートだけで前半部分を占めてしまう程に江戸が詳しく描かれていたからこそ、東京周辺地域についての探求意欲が刺激される。もちろんそうなってくると城下町というよりは宿場というジャンルに変わって来るので今作の対象から外れてしまうことは重々承知だ。今昔の比較は面白い。2021/09/26
Abercrombie
4
江戸城・名古屋城・大坂城をはじめとした、全国の主要な城下町29カ所を古地図と現代図を見比べつつ紹介。堅い文章で読んでてあまり楽しくないのが難点だ。2018/02/11