出版社内容情報
理性があることは進化で有利か。どのような理性が進化したか。最新の諸科学の成果からヒトらしさの根源に迫る知的エンタテイメント。
網谷 祐一[アミタニ ユウイチ]
1972年生まれ。東京農業大学(オホーツクキャンパス)准教授。専門は科学哲学。進化論を中心に、個別の科学理論を超えた視座から諸科学の成果を読み解く。共著に『進化論はなぜ哲学の問題になるのか』など。
内容説明
人間は、理性的な動物のようで、つい、うっかり、ミスをする。しかし、高度な科学技術を生み出せることからわかるように、非理性的な動物とも言い切れない。そもそも理性的であることは、人間にとって、どんな意味があるのだろう。理性があることは進化の上で有利だったのだろうか。諸科学の最新の成果をふまえながら、ヒトらしさの根源に迫る、知的エンタテインメント。
目次
序章 理性はなぜ進化論の問題になるのか
第1章 進化と理性の二つの問題
第2章 そもそも人間は理性的なのか
第3章 理性は本当に進化で有利なのか
第4章 どのようなかたちの理性が進化したか
第5章 科学を生み出した理性
著者等紹介
網谷祐一[アミタニユウイチ]
1972年、大阪府生まれ。東京農業大学(オホーツクキャンパス)准教授。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)大学院修了、哲学博士(Ph.D.)。米ピッツバーグ大学博士研究員、京都大学研究員などを経て現職。専門は科学哲学、生物学の哲学。進化論を中心に、個別の科学理論を超えた視座から諸科学の成果を読み解く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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