出版社内容情報
ドゥルーズにおける「狂気」をたどりながら、全く新たなドゥルーズ像を描き出すとともに、新たな生と狂気のありかたを開く衝撃の書。
【著者紹介】
著書、『生と病いの哲学』
内容説明
ドゥルーズにとって核心的主題でありながら真正面から取りあげられてこなかった“狂気”―生命と病いを探求しつづけてきた哲学者がついに「心」=メンタルの思想と歴史に挑むべく、ドゥルーズの主要著作における“狂気”を読み解きながら、欧米と日本における「狂気の歴史」―精神医療/反精神医学運動の軌跡を総括して、分裂病をこえるサイコパスの彼方に高次の正気と高次の狂気を待望する。恐ろしく危ういドゥルーズを到来させつつ現在を根底から震撼させる絶後の名著。
目次
1 新しい人間と倒錯(狂える自然―『マゾッホとサド』;新しい男になる―『マゾッホとサド』;「神経症を確かに経由し精神病をかすめる冒険」―『意味の論理学』)
2 反復の病、差異の病、高次の狂気(反復の病、反復の治癒―『意味の論理学』;高次の病理、高次の反復―『差異と反復』)
3 「分裂病の政治」―『アンチ・オイディプス』(思想史の中の『アンチ・オイディプス』;『アンチ・オイディプス』の分裂病論;Psy‐系(精神・心理系)に対する批判
資本主義「と」分裂病)
4 スキゾイドの系譜(「狂気」と「犯罪」;獣のような人間、あるいは、生来性犯罪者;「狂気、愚劣、悪意」の「凄まじき三位一体」―『差異と反復』「思考のイマージュ」)
5 地下潜行者の共同体(『アンチ・オイディプス』から『千のプラトー』へ;バートルビー論)
著者等紹介
小泉義之[コイズミヨシユキ]
1954年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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