出版社内容情報
占領、55年体制、高度成長とバブル、沖縄から見た戦後――今こそ知っておきたい、これからを生きる人のための新しい歴史入門。
【著者紹介】
1951年、大阪市生まれ。日本女子大学人間社会学部教授(近現代日本史)。『近現代日本史と歴史学』『「戦争経験」の戦後史』『大正デモクラシー』『〈歴史〉はいかに語られるか』など。
内容説明
これからを生きる人のための新・歴史入門!占領、55年体制、高度経済成長、バブル、そして…いま知っておきたい重要ポイント、教えます。
目次
第1章 戦争に負けてどうなった?占領の話(あの戦争を何と呼ぶ?;敗戦?終戦? ほか)
第2章 知ってる?「55年体制」って何?(君は『三丁目の夕日』を観たか;1958年―失われゆく記憶の世界 ほか)
第3章 経済大国?それっていつのこと?(あのころの経済の話をしよう;日本を改造? ほか)
第4章 「もうひとつの」戦後日本を見てみよう(「沖縄」の歴史から戦後を見てみよう;年表のつくられ方からちがう ほか)
第5章 歴史は生きている これからの日本(戦後が終わらない?;「ベルリンの壁」崩壊が意味するもの ほか)
著者等紹介
成田龍一[ナリタリュウイチ]
1951年、大阪市生まれ。日本女子大学人間社会学部教授。専門は近現代日本史。中学・高校の歴史教科書も執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
19
歴史を多方向から見よう、という趣旨には賛同。しかし、いかんせん内容がひどい!今年読んだ中で断トツひどい。この作者こそ、多方向からきちんと歴史を精査してほしいもんです。2013/10/30
スイ
6
「そのあとどうなったのか、わかっているところから、歴史は語られます。逆に言うと、「いま」から逃げられないのです。」 歴史とは何かというところから始まり、戦後日本史を様々な見方から考える本。 沖縄、女性等の立場からかなり丁寧に見直していく。 中学生くらいを特に対象にしているのだけど、大人が読むにも良い本だった。 娘が大きくなったら手渡したい。2018/12/19
Hiroki Nishizumi
3
まぁまぁかな。2020/03/16
shushu
2
歴史は固定化されたものではない。現在から過去を見る、その現在も常に移動するのだから、歴史も変わる。2018/04/24
佐藤丈宗
2
再読。14歳の世渡り術シリーズの一冊。中学生以上の読者を想定しているが、大人が読んでも十分楽しめる。「歴史とは何か」を問いかけながら、様々な視点から描かれる戦後日本史を立体的に描く(沖縄、在日コリアン、女性といった周縁からの歴史を描く第4章は特にオススメ)。単純に知識を学び直すだけの「流れで理解」や「教養としての」歴史読物とは一線を画す好著。2017/06/27