内容説明
朝廷の手で『古事記』『日本書紀』という形にまとめられた日本神話は、太古より人々に愛され、語り継がれてきた“日本人の心の拠りどころ”であった。そこに込められたメッセージとは?登場する神々の関係は?奇想天外なストーリーからこの国のルーツが見えてくる。
目次
プロローグ 神々の活躍が描かれた『古事記』と『日本書紀』の世界とは
1章 神の出現と日本列島の誕生―夫婦の神イザナギとイザナミはいかにして「日本」を生んだか
2章 自然神の誕生と夫婦の神の決別―亡き妻を追って黄泉の国へ。そこでイザナギが見たものとは
3章 イザナギのミソギから生まれた神々―清らかな神と穢れた神、姉アマテラスと弟スサノヲの登場
4章 対立する姉弟神と高天原の神々―アマテラスの岩戸隠れは何を象徴しているのか
5章 裁かれるスサノヲ、出雲の地に降り立つ―スサノヲ追放と八岐大蛇退治が意味するもの
6章 スサノヲの子孫、オオクニヌシの死と再生の物語―幾度となく死に直面するオオクニヌシの受難の秘密
7章 地上の神オオクニヌシによる国作りと天の神々の来訪―平穏をもたらした地上の神が突然、「国護り」を強いられた謎
8章 ニニギノミコトとその子神、海幸彦・山幸彦の物語―天孫降臨の意味合いと天皇誕生への道すじ
エピローグ いまを生きる日本人への神々からのメッセージとは
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。明治学院大学教授。専攻は日本史、歴史哲学。比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探求心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している
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