出版社内容情報
車体色の「阪急マルーン」はなぜ、かくも美しい?…鉄道ファンだけでなく、沿線住民からも”溺愛”されている鉄道会社の秘密に迫る!
小佐野 カゲトシ[オサノ カゲトシ]
鉄道ライター。1978年生まれ。地方紙記者を経て、2013年に独立。国内の鉄道計画や海外の鉄道事情をテーマに取材・執筆活動を行なっている。
内容説明
きめ細やかなダイヤ設定、伝統の重みと気品あふれる車両、先見性の高い乗客サービス、歌劇に代表される豊かな文化の創造…知れば知るほど“阪急愛”が止まらなくなる!!
目次
1 伝統を守りつつ、進化し続ける! 阪急のここが超絶だ!
2 知るほどに乗るのが愉しくなる! 路線の謎学
3 美しい車体には“こだわり”がたっぷり! 車両の謎学
4 鉄道主体のまちづくりが花開いた! 沿線文化の謎学
5 意外すぎる事実の連続にビックリ! 歴史の謎学
6 ふだんは気づかない魅力に迫る! 駅の謎学
7 乗客の心をとらえて離さない! サービスの謎学
著者等紹介
小佐野カゲトシ[オサノカゲトシ]
鉄道ライター。1978年、東京都の小田急沿線生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒。中部地方の新聞社で10年ほど記者として勤務後、2013年に独立。現在は国内の鉄道計画や海外の鉄道事情をテーマに取材・執筆活動に注力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち
11
関東に住んでいるが、関西出身である私には「阪急電車」は憧れの電車であることは間違いない。「阪神電車」のほうが近いのに大学生の頃、憧れのために「阪急電車」を使っていたことを思い出しました。長い(明治始まり)歴史や色々な雑学、よく調べたなと感心しながら、楽しめました。2022/07/28
nob
10
初めてのKAWADE夢文庫。近畿圏最大級の私鉄・阪急電鉄の魅力に迫る一冊。さすが創業100年以上ある企業だから、知らないことだらけでとても面白い。高校野球発祥の球場は豊中駅にあったということが、高校野球といえば阪神沿線の甲子園球場となるだけに、特に意外でした。そして改めて読んでみると、小林一三の京阪神地域発展の貢献が凄すぎるのではないかとよく分かります。阪急沿線の住人として阪急の魅力を最大限に再確認できる内容でした。毎朝の満員電車はマジ辛いですが。2019/06/01
ココアにんにく
8
阪急の駅ナカ書店で何度か目にした本。図書館で発見。マニア向けの本と思っていましたが阪急利用者として楽しい本でした。池田市に本籍。4ケタの数字の意味。梅田の文字の謎。今津線の準急なぜ上りのみ?伊丹線のきしむ音の謎。御影のカーブと朝日新聞。唯一のトンネル。嵐山線の路面幅など知らないことがたくさん。京都線の車両の幅って広いと感じていましたが実際10cmぐらい広い!関学や神戸女学院のヴォーリズ建築って大好きです。女生徒専用列車が走っていたなんて知らなかった。有川浩さんの『阪急電車』も出てきて嬉しい。2018/07/13
heslkst
8
阪急大好き。 シートがいいよねぇ〜 車体のなんとも言えない独特感も好き2017/08/05
Koji tsk
7
普段ほとんど利用することはありませんが、関西に住んでいると憧れる電車が阪急電車です。有川浩さんの小説の舞台になるなど関西の私鉄の長として君臨しているなと常々感じています。そんな阪急電車の企業研究も兼ねて読んでみましたが、どうして阪急電鉄が阪急電鉄たるのか、その魅力や強さ、こだわりなどが分かりやすく記載されていました。特に歴史的背景が興味深く、かの有名な小林一三をはじめとして、今の阪急を作り上げた人やプロセス、タイミングなどが窺えて面白かったです。2017/02/10