内容説明
美女を責め苛む悦楽に憑かれ、仮借ない拷問に苦悶する全裸の女体を楽しんだ後の死の儀式を熱望する嗜虐マニアの男たち。秘密クラブの拷問部屋で男たちの嬲りものになるのは、辱め、いやしめられることで被虐の快感を昂らせたいと願い、過酷な肉刑に気をやりつづける淫乱マゾ牝。苦痛と汚辱のなかでの甘美な快楽死への願望を描く過激なサド・マゾ小説。
著者等紹介
砂戸増造[サドマスゾウ]
1930年、東京生まれ。大学在学中から「O嬢の物語」「サド・ペディア」などのSM文学を翻訳。58年、創作に転じ、“砂戸ワールド”と呼ばれる独特のSMファンタジーを描いてきた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。