内容説明
シェイクスピアを狂わせた「黒の女」。恋人に父を殺害させた伝説のベアトリーチェ。時は変わっても、存在するだけで男の生を翻弄する「運命の女たち」の物語は尽きない。本書では、イェイツと革命家モード、ロレンスと「チャタレー夫人」のモデルとなった妻フリーダ、ミラーと妻ジューン、愛人アナイスほか、作家と女たちの陶酔と狂気の迷宮を探る。亀井勝一郎賞受賞。
目次
1 破滅のベアトリーチェ―ある美しい娘の肖像
2 ベアトリーチェの肖像の謎―「アメリカ」のイヴ=森の女
3 続・ベアトリーチェの肖像の謎―「アメリカ」のイヴ=海の女
4 炎と石の女―モード・ゴン
5 罪なきイヴ―フリーダ・ロレンス
6 「ブラック・ホール」の女―ジューン・ミラー
7 日記の女―アナイス・ニン
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