感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
YUTAKA T
10
          
            戦争体験談というものは、いろいろ読んでみて、いつも思うのだが、本当にお疲れ様だ。いつでも移動距離が長いし大変だ。さらに兵隊組織が理不尽そのものだ。少しでも気にくわないと末端の兵士を殴る上官の群れだ。弾の数が減ったら怒られるのに高い木にある果物を落とすのに部下の鉄砲を使って撃ち落として一人で食べる上官がいるし、部隊がほぼ全滅になったときに、生命の危機を何度も乗り越えて必死に生還すると、「なんで逃げて帰ってきたんだ、みんなが死んだんだから、お前も死ね」と怒鳴る上官がいる。こんな日本軍が強いはずがない。2021/05/26
          
        amabiko
3
          
            マンガや特別展でおおよそ知っていた内容だったけれど、あっという間に読めた。生きるか死ぬかはホンの紙一重。2022/03/21
          
        舟江
0
          
            『水木しげるのラバウル戦記』、『昭和20年夏、僕は兵士だった』と重複した部分が多かった。 水木は「人類が不幸になったのは、電気を発明したからかもしれない、と思った。夜は妖怪や悪魔が活躍する時間として残しておかなければいけなかったのだ。電気をつけて夜の闇を征服してから、地上は虚しいものになった。」と言っている。今世界中が、電気をつける方に動いている。闇も残してやらなければならない。2015/12/07
          
        


 
               
               
               
               
              


