出版社内容情報
【目次】
内容説明
不器用で人付き合いが下手な自分には、俗に言う「社会の歯車」が雲の上の存在に思えた―社会の一員として生きていくうえでの様々な通過儀礼…そうした〈洗礼〉とぶつかり合うことで生まれた衝撃が、言葉を通して胸を揺さぶる。史上最年少で中原中也賞を受賞した詩人がおくる、瑞々しい初エッセイ集。
目次
脳みそはみんな同じ
いらっしゃいませの日々
セックスすれば詩が書けるのか問題
トラウマの花
山手線号泣
自撮り流星群
スクールカーストのち、雪
朗読少女のたましい
パラレルワールドの恋人たち
布団のドーム
「かわいい」は疑え!
世にも奇妙な母物語
人間スイッチ
日記帳のわたしへ
祖母の膝
あとがき 洗礼前夜
文庫版追記 「セックスすれば詩が書けるのか問題」に今思うこと
著者等紹介
文月悠光[フヅキユミ]
1991年、北海道生まれ。詩人。早稲田大学教育学部卒。中学時代から雑誌に詩の投稿を始め、16歳で第46回現代詩手帖賞を受賞。第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』で第15回中原中也賞、第19回丸山豊記念現代詩賞をいずれも史上最年少の18歳で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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