内容説明
自分の気に入った幻想小説のアンソロジーを、好みのままに花束のように編んでみたい―泉鏡花、江戸川乱歩、夢野久作から安部公房、三島由紀夫、倉橋由美子まで広がる豪華絢爛な幻想パノラマ。「文学の美食家」澁澤龍〓が選りすぐった16名の珠玉の傑作短編集。日本文学史に燦然と輝き続ける幻想文学アンソロジーの金字塔。
著者等紹介
澁澤龍〓[シブサワタツヒコ]
1928年東京生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒業。マルキ・ド・サドやジャン・コクトーの著作を翻訳するかたわら、美術評論、中世の悪魔学、文芸評論、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表するなど、幅広いジャンルで活躍。81年『唐津物語』で泉鏡花文学賞受賞。晩年は『高丘親王航海記』(88年に読売文学賞受賞)など幻想的な小説を執筆した。87年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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