河出文庫
居酒屋道楽

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309417486
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0177

出版社内容情報

隅田川沿いにはしご酒、浦安で山周に浸り、横浜と法善寺横丁の夜は歌謡曲に酔いしれる。街に人に想いを馳せ居酒屋を巡る傑作、復刊!

内容説明

街を歩き、歴史と人に想いを馳せて居酒屋を巡る。隅田川をさかのぼりはしご酒、浦安で山本周五郎に浸り、幕張では椎名誠さんと一杯、初夏の銀座はビアホールで喉を潤し、山形・鶴岡では藤沢周平文学を訪ね歩いて、横浜と法善寺横丁の夜は歌謡曲に酔いしれる。居酒屋を極めた達人がおくる、贅沢な酒の愉しみかた。

目次

隅田川に沿って、東京の居酒屋を歩く
ほろ酔い周五郎巡礼は浦安の豆腐から
浅草橋のさくら鍋のシラタキに椎名誠は「まだ早い」と言った
居酒屋周遊
眼鏡美人秘書と大江戸線ひと巡り
鶴岡の孟宗汁にふんどしが揺れた
リルをさがして横浜から大阪へ―ちあきなおみに捧ぐ

著者等紹介

太田和彦[オオタカズヒコ]
1946年生まれ。資生堂宣伝制作室デザイナーを経てデザイン事務所設立。2001年~08年東北芸術工科大学教授。本業のかたわら日本各地の居酒屋を訪ね著作を発表。居酒屋紀行の嚆矢であり第一人者。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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のぶ

77
太田和彦さんの居酒屋探訪記。昔出ていたものの復刊なので、時代はかなり古く、20年以上前のものも収録されている。太田さんのエッセイには珍しく、一つの章がかなり長め。内容は居酒屋の話にとどまらず、映画や文学、その土地の歴史にも触れられているので、読み通しても飽きることはない。自分は太田さんの本を20冊以上読んでいるが、昔から酒に対してのこだわりや作法が、現在と比べても全く変わっていないことに驚く。多くの居酒屋が紹介されているが、閉店している店も多く、時代の移ろいを感じさせた。2020/09/11

bura

43
太田和彦氏の真髄を楽しめる一冊。ニッポン居酒屋放浪記シリーズで味わった日本各地の酒と肴と人との出逢いの楽しさを再び満喫出来た。「隅田川に沿って東京の居酒屋を歩く」の章では隅田川沿いにある古く由緒ある居酒屋を飲み歩くという素敵な企画。更に浦安で山本周五郎を追いかけて飲み歩き、椎名誠と小岩の浅草バーで飲み、「克美荘」の跡地を探索したりと、各章で活き活きと飲み歩く太田氏が羨ましいコロナ禍の今日この頃。自分も居酒屋を渡り歩いて「ツィー」と飲りたくなるなあ。2020/10/11

おいしゃん

22
居酒屋主眼というより、店にたどり着く道中が面白おかしく描かれ、一緒にぶらぶら散歩しているようで愉快。いつもの太田作品より好みかも。2025/04/23

DEE

14
新刊かと思ったらかなり古いものの再文庫化だった。太田さんもまだまだ若い。 椎名誠との絡みが面白かった。2020/11/27

ウチ●

4
酒飲みはとにかく何かしら理由を見つけては飲むわけである。中でもシンパシーを禁じえなかったのが文学散歩を絡ませた居酒屋探訪。独りで見知らぬ街のカウンターに留まるも良し。通じた仲間と文豪縁の地で語り合うも善き哉。確かな仕事に心中頷く...太田先生、「超・居酒屋入門」で開眼した私も此処まで来ましたよ!(目下、定期的に文学散歩+居酒屋探訪続行中) 2024/08/13

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