河出文庫<br> 花咲く乙女たちのキンピラゴボウ〈後篇〉 (新装新版)

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河出文庫
花咲く乙女たちのキンピラゴボウ〈後篇〉 (新装新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309413921
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

大島弓子、萩尾望都、山岸涼子、陸奥A子…「少女マンガ」をはじめて公で語った伝説の漫画評論集。三浦しをん氏絶賛、待望の復刊!

【著者紹介】
1948年東京生。東大文学部国文科卒。イラストレーターを経て、77年『桃尻娘』で小説現代新人賞佳作を受賞して作家デビュー。著書に『桃尻語訳枕草子』『窯変源氏物語』『小林秀雄の恵み』ほか多数。

内容説明

それまで誰も語ってこなかった「少女マンガ」を、はじめて論じた歴史的・マンガ評論。後篇は、「オトメチックマンガ」の陸奥A子、「孤高のギャグマンガ」の土田よしこ、なぜか少年マンガの吾妻ひでおや江口寿史も巻き込んで、「ハッピィエンドの女王」大島弓子論へと辿りつく。切なさと愛に満ちた、すべての少女マンガ読者必読の書。

目次

第5章 九十九里坂の海賊の家―江口寿史論+鴨川つばめ論(他人の章;暗中模索の章 ほか)
第6章 優しいポルノグラフィー―陸奥A子論(となりのキャシーはお年頃;お散歩帰りに見る夢は ほか)
第7章 それでも地球は、廻っているのだ!―土田よしこ論(如何なる星の下に…;クソ冠の姫 ほか)
第8章 全面肯定としての笑い―吾妻ひでお論(ちょっとムチャですが;癲狂院としての世界 ほか)
第9章 ハッピィエンドの女王―大島弓子論(有刺鉄線の向う側;鳥は鳥に ほか)

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。イラストレーターを経て、77年、初の小説『桃尻娘』を発表。79年には、初の評論である『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』で話題となる。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。96年、『宗教なんて怖くない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shikashika555

51
24年組と呼ばれる少女漫画作家たちの作品に興味を持ちながら読んでいないものが多い。 今年の残りはそれらを読もうと思ったところ、この本を勧められた。 萩尾望都論の中で述べられる男の子と女の子が夢を見ることを社会から許されているか否かにはじまる論考が印象的。 決定的に貧しかった日本を肌で知っている人が、共に時代を生きた彼女達の作品から導き出す考察。 男も女も多くの人が早く大人にならなければいけなかった時代に、自分は何者かと問う暇を与えられなかった時代に、みんな生きていたんだなあ。 とにかく作品を読もう。2021/11/14

蛇の婿

19
上巻でこれはとにかくスゴイ本だよ、と感想に書いたのですが、下巻を読んだ感想もやっぱりこれはスゴイ本であったよなぁ、とw。それは勿論作者の思考の飛躍がスゴイのであり分析がスゴイのであり、一見なにを書いとるのだと思わせておいて怒涛の論理展開で成程と思わせてしまうその技量がスゴイわけでもあるのですが、何よりその着想がかなりすごいのだなぁ、と。…少女漫画読んでこれは作品に水分が少し足りてないのだとか普通考えないですw ラスト、大島弓子論のみクドくてちょっと好きではありませんが、『綿の国星』読んでないからなぁわし…2016/02/03

takakura

8
共感できるところもあり、こんな視点もあるのか!という発見もありで下巻も楽しめました。でも、著者が取り扱う作家さんは信者が多い方ばかりなので賛否両論あるだろうなとは思います。人を選んでおすすめしてみたい本です。2016/11/14

ちかぽん

8
後編の漫画家さんも懐かしい2015/09/29

vaudou

8
後編は少女マンガ論の枠を超え、少年マンガにまで筆は及んでいく。よりポップで下品でかつセンシティブに展開する橋本節。前篇を読み終えた人もビックリの奔放さでゴイスー。「クソ冠の姫」「癲狂院としての世界」このへんのセンスに唸る。2015/09/01

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