出版社内容情報
恋の情景を抒情豊かに描いた表題作「雪の瀬川」、三遊亭圓朝作の怪談噺「乳房榎」他、「髪結新三」「吉住万蔵」「刀屋」「左甚五郎」の六篇を収録。名人の粋がたっぷり味わえる圓生名演集・第二弾。
内容説明
大家の若旦那と花魁の瀬川とのまことの恋を、抒情豊かに描いた表題作「雪の瀬川」、人間の情念を生々しく演じ、そのリアルな描写に背筋が凍る三遊亭圓朝作の怪談噺「乳房榎」、歌舞伎でもおなじみの「髪結新三」他、「吉住万蔵」「刀屋」「左甚五郎」の六篇を収録。
著者等紹介
三遊亭圓生[サンユウテイエンショウ]
1900年、大阪生まれ。1905年頃から豊竹豆仮名太夫の名で寄席に出演。1909年、噺家に転向。1920年、橘家圓好で真打。1941年、六代目三遊亭圓生を襲名する。古典落語の名手として落語界を牽引し、芸術祭賞をはじめ数々の賞を受賞。1978年、落語協会を脱退、落語三遊協会を結成する。1979年逝去
宇野信夫[ウノノブオ]
1904年、埼玉県生まれ。東京浅草で育つ。劇作家・演出家。慶應義塾大学在学中から劇作をはじめ、「巷談宵宮雨」に主演した六世尾上菊五郎に激賞され、斯界の第一人者となる。1991年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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