赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア―自分を愛する力を取り戻す「心理教育」の本

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赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア―自分を愛する力を取り戻す「心理教育」の本

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  • サイズ A5判/ページ数 157p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784901030229
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0011

出版社内容情報

トラウマによる症状と、回復プロセス、支援の方法について、赤ずきんの物語仕立てで学ぶ。医療・福祉などの支援者と、当事者にも。トラウマはなぜ苦しみを引き起こす? 被害と加害はなぜ繰り返される? 災害トラウマの特徴とその支援は?
赤ずきんとオオカミの物語仕立てで、トラウマによる症状、回復のプロセス、支援の方法について学んでいきます。
医療・保健・福祉・司法・教育などの場でトラウマを受けた人と関わるスタッフ、そして当事者とご家族も読める本です。

1章 トラウマを受けた人に伝えたい7つのこと
  (1)トラウマ記憶は「冷凍保存記憶」
  (2)フラッシュバックという症状
  (3)「過去の傷」を治すのではない「傷に影響を受ける今」を変える
  (4)「今・ここ」を豊かにする
  (5)語ることの意味
  (6)「助けて」って言えてますか?
  (7)未来の安全を確保する

2章 慢性的なトラウマが引き起こす症状
  (1)オオカミさんどうしたの?
  (2)DESNOSを読みとく
   感情に何が起きるか/自分を傷つけてしまう理由/安定した飛
   び方を学ぶ/記憶のコントロール/多重人格と「超」多重人格/
   身体の自然なコントロールができない/自分と相手/生きている
   意味/嗜癖のこと
  (3)私は誰?

3章 トラウマからの回復 7つのステップ
  プロローグ オオカミさん、赤ずきんと会う
  ステップ(1) 思い出すかどうか選ぶのは自分
  ステップ(2) あのときの痛みを語る
  ステップ(3) 自分の気持ちが受けとめられる
  ステップ(4) 「引き金」に気づく
  ステップ(5) 大切な自分の価値を認める
  ステップ(6) 関係を育てる
  ステップ(7) 人生という物語
  コラム《ジュディス・ハーマンによる回復の3段階》
     《メアリー・ハーヴェイによる回復の7段階》
     《トラウマとアタッチメントの傷》
     《さまざまな防衛と自我状態》

4章 災害トラウマの特徴と身体からのアプローチ
  プロローグ おとなになった赤ずきん
  PART(1) 森の村に何が起きたか
  PART(2) 災害トラウマとその治療
  PART(3) 子どもたちへの影響
  PART(4) 支援者たちの危機
  PART(5) 身体は治ろうとしている
  コラム《災害が与える影響》
     《ストレス反応&その後》
     《被災者と地域の回復プロセス》
     《災害トラウマ支援のために》

5章 支援者が知っておきたい大切なこと
  (1)支援することの意味
  (2)支援の大原則とその具体化
  (3)フラッシュバック・解離からの回復を促進する
  (4)段階的心理教育とスキル形成
  (5)支援者にとっての境界
  (6)代理受傷とその対処

ちょっと長めのあとがき
巻末資料

白川 美也子[シラカワ ミヤコ]
著・文・その他

内容説明

トラウマはなぜ苦しみを引き起こす?被害と加害はなぜ繰り返される?どうしたら楽になれる?赤ずきんとオオカミによる物語仕立てで、トラウマ記憶のしくみ、回復のプロセス、さまざまなアプローチを学んでいきます。医療・保健・福祉・司法・教育などの場でトラウマを受けた人と関わるスタッフのために、支援の原則や症状への対応などについても解説しています。

目次

1章 トラウマを受けた人に伝えたい7つのこと(トラウマ記憶は「冷凍保存記憶」;フラッシュバックという症状 ほか)
2章 慢性的なトラウマが引き起こす症状(オオカミさんどうしたの?;DESNOSを読みとく ほか)
3章 トラウマからの回復 7つのステップ(オオカミさん、赤ずきんと会う;思い出すかどうか選ぶのは自分―記憶想起の過程の主体者になる ほか)
4章 災害トラウマの特徴と身体からのアプローチ(おとなになった赤ずきん;森の村に何が起きたか(災害ストレスとコミュニティへの影響) ほか)
5章 支援者が知っておきたい大切なこと(支援することの意味;支援の大原則とその具体化 ほか)

著者等紹介

白川美也子[シラカワミヤコ]
精神科医、臨床心理士。「こころとからだ・光の花クリニック」院長。東京女子医科大学女性生涯健康センター非常勤講師。浜松医科大学卒業後、2000年度から2005年度まで国立療養所天竜病院小児神経科・精神科医長。2006年より行政に転じ、浜松市精神保健福祉センター初代所長、2008年4月より国立精神神経センター臨床研究基盤研究員、2010年に昭和大学特任助教を経て、2011年よりフリーランスとなり岩手県教育委員会からの招聘により東日本大震災後の学校支援に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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夜間飛行

193
トラウマは冷凍保存され、その瞬間を全身で再体験させる。これは大容量ファイルと同じで、自分の「今ここ(作業領域)」を圧迫する。だから、これを安全な場所で語ることにより、「物語記憶」へと再編する必要があるのだ。トラウマからの回復を諦めないこと。「誰にも愛されないダメな自分」と思い込んでいたオオカミが、ある日、鏡の前でポンと着ぐるみが取れ、幼く心細げな顔が現れ、…ここから彼の物語が始まる。仲間と出会い、不安を語れるようになる。安心して語るには周りの支援が必要だ。ただし支援する側にも心の傷があるから、境界が大事。2021/07/01

銀の鈴

26
数年間の中で一番読んで良かった本でした。ずっと悩まされていたことの原因とこれからどうしたらいいのか、道筋が見えた気がします。鬱がなかなか治らない方は、継続的なトラウマによるものではないかと、検討されるのもよいかもしれません。治療にはとても長い年月がかかるかもしれませんが、治らないと不安と絶望を感じているかたには、一条の光に思えると思います。手元に置いて何度も読み返したい一冊です。2018/03/23

kanki

24
「No shame,No blame.恥ずかしくない、あなたはちっとも悪くない」揺るがず話を聴く2023/08/08

Kouro-hou

24
童話の赤ずきんを元にトラウマを負った当事者、その家族や支援者のためのトラウマケアの基本の説明した本。こちらの赤ずきんちゃんは一周して立ち直り、現在はトラウマケアの支援者であり、一方加害者たる狼さんは恐ろしくハードモードの人生でトラウマを拗らせた現在進行形の被害者でもある。これは作り話なわけですが、悲しい事にモデルになった誰かの現実でもあるわけで。一度に受けた衝撃が大きすぎて、ショックをその時の心境込みで脳内冷凍、その一部を切り出して心境込みで再生されるのがフラッシュバックという説明はとても分かり易い。2017/10/04

ずっか

20
自己肯定感が低い家族にどう接してあげればいいのか?と思い読んでみました。他者の気持ちを理解しにくい、怒りっぽくてコントロールが難しいなど、当てはまることも多いのですが、道は険しい森の中に続いているようで途方にくれています。とりあえず安心できる存在であるよう心がけたいです。2022/12/27

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