出版社内容情報
「自宅で迎える死ほどハッピーエンドという言葉が似合うものはない」――。
2000人のがん患者を看取った緩和ケア医である著者はそう語る。
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病院では点滴や胃ろうチューブ、高カロリー輸液、尿管ステント、胃管など、あらゆるチューブにつながれてベッドで寝たきりになり亡くなるまで苦しむ患者が多いいっぽうで、自宅での最期を選んだ人たちの中には、終末期の状態であるにもかかわらず、家族と会話をし、お気に入りのテレビ番組を見て、食べたいときに食べたいものを食べ、亡くなるぎりぎりまで自分の足で歩いてトイレに行き、外出する人もいる。
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賃貸アパートで最後まで一人暮らしを続けて逝った60代の男性、嫁と娘に見守られながら最後までベッド上の排泄を拒否した90代女性、自宅の庭で念願のバーベキュー大会を実行した8日後、自宅で母親に看取られて亡くなった元ヤンの21歳の青年、仕事と趣味のサーフィンを続け、予定通り緩和ケア病棟に入院し、翌朝亡くなった独身・一人暮らしの30代女性etc.……。
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ベストセラー本の著者による、自宅だからこそ悔いのない最期を迎えられた8人の患者と家族との命の記録をまとめた、人が死を迎える時の一番幸せな形とは何かを問う珠玉のノンフィクション。
(本書は2013年に徳間書店より刊行された『家に帰ろう』を改題・復刊したものです)
【目次】
内容説明
感謝を伝えあったときから、命は穏やかなゴールに向かう―。「死なないで」ではなく「ありがとう」の言葉を。2000人以上を看取った在宅緩和ケア医が綴る病院治療をやめて自宅で人生の最期を自分らしく過ごしたがん患者8人とその家族の命の記録。
目次
3つの願い 泉勇さん
嫁と姑と娘が迎えたその日 飯塚フジさん
「私はあと2、3日!」 金井明子さん
体は限界を超えていても 滝沢正夫さん
最後のメール 井上雄介さん
眠りについたあとに 中村玲子さん
父に言わせた「愛してる」 丸山節子さん
300歳のマラソンランナー 角田きよ子さん
著者等紹介
萬田緑平[マンダリョクヘイ]
「緩和ケア 萬田診療所」院長。1964年生まれ。群馬大学医学部卒業。群馬大学医学部附属病院第一外科に所属し、外科医として手術、抗がん剤治療、胃ろう造設などを行うなかで終末ケアに関心を持つ。2008年、「緩和ケア診療所・いっぽ」に移り、緩和ケア医に転身。2017年、がん専門の緩和ケア診療所を開設するために独立。亡くなるまで自宅で暮らしたい人のために外来と訪問診療でサポートしながら、日本全国で年間50回以上の講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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