出版社内容情報
萩尾望都・対談集、2000年代編。吾妻ひでお、よしながふみ、恩田陸、庵野秀明、佐藤嗣麻子、大和和紀、清水玲子、ヤマザキマリ。
【著者紹介】
漫画家。1976年『ポーの一族』『11人いる!』で小学館漫画賞、1997年『残酷な神が支配する』で手塚治虫文化賞マンガ優秀賞、2006年『バルバラ異界』で日本SF大賞、2012年紫綬褒章など受賞多数。
内容説明
2000年代に行われた豪華作家との対話集。イラスト&解説文も多数掲載!
目次
第1章 吾妻ひでお「SF妄想世界の旅」
第2章 よしながふみ「やおいと純愛」
第3章 恩田陸「萩尾作品は私の原点」
第4章 庵野秀明+佐藤嗣麻子「エヴァンゲリオンのその後」
第5章 大和和紀「少女マンガの黄金時代」
第6章 清水玲子「マンガ的美少年」
第7章 ヤマザキマリ「始まりは萩尾マンガだった」
著者等紹介
萩尾望都[ハギオモト]
1949年、福岡県生まれ。『ポーの一族』『11人いる!』で第21回小学館漫画賞(1976年)、『残酷な神が支配する』で第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞(1997年)、『バルバラ異界』で第27回日本SF大賞(2006年)、紫綬褒章(2012年)など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y
47
ヤマザキマリさんとの対談が一番心に残った。ヤマザキさんが話していた漫画はさらっと楽しむこともできるけれど、反応できる受容体を持っていれば本当の意味で楽しむことが出来るというお話に共鳴した。対談から窺えるお二人の飽くなき好奇心が豊かな受容体をはぐくむ上での一番の秘訣なんだろうと思った。言うまでもないことだけど、やはり萩尾先生の絵は本当に綺麗。描線がオシャレで心がときめく。そしてあとがきがかっこよかった。日本人がとりわけ中性的なものに心惹かれてきたか、その一因を知ることが出来たように思う。2014/07/07
ぐうぐう
40
萩尾望都対談集も4冊目。今巻は2000年代に行われた対談が収録されている。あとがきによれば、隠れテーマは「少女」とのこと。どれも興味深い内容だが、中でも、よしながふみとの対談がダントツでおもしろく、刺激的だ。比較的に昔からあった「少年」という存在に遅れること発見された「少女」は、同時に「恋愛」の発見も伴っていた。そして驚きなのが、その恋愛の発見は、「BL」の誕生をすでに予兆していたことだ。(つづく)2014/06/16
ヒデミン@もも
37
楽しかった。萩尾望都さんが三重県明和町の観光大使をされていたなんて知らなかった。ヤマザキマリさんとの来県は実現されたのかな? 懐かしい漫画がいっぱい出てきて、心がときめく。しかし、あの時代にリボンの騎士を描いた手塚治虫氏もすごいけど、萩尾望都さん、素敵。2021/10/14
akihiko810/アカウント移行中
35
モー様の漫画家対談集。よしながふみ、ヤマザキマリ、吾妻ひでおなど。印象度A- よしながふみとは「愛すべき娘たち」で題材となった「親との不和」で会話に花が咲く。萩尾も母とは不仲だったのはよく知られていることだし、作品にもよく表れている。「テルマエ」のヤマザキマリとは仲が良いようで、会話が弾んでいた。ヤマザキが「画家のブリューゲルは今でいうサブカル。ジャンプじゃなくてガロの漫画家。とり・みきと同じ」と放言してて爆笑した2021/04/14
Kanae Nakajima
32
このシリーズ全て読んでいますが、やはりどんな分野でも第一線で活躍し続ける方は常に勉強し続ける方なんだとあらためて思います。萩尾望都先生のあらゆることへの造詣の深さに感嘆いたしました。2016/11/08
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