ハーパーＢＯＯＫＳ 鎮魂のデトロイト

カマル，シーナ【著】〈Ｋａｍａｌ，Ｓｈｅｅｎａ〉/森嶋 マリ【訳】

ハーパーコリンズ・ジャパン（2019/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 429p／高さ 15cm
• 商品コード 9784596541093
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

「喪失のブルース」に続くシリーズ第２弾！探偵事務所の地下室でホームレス同然の暮らしを送ってきた女性ノラ。狼の血を引く相棒犬と

内容説明

探偵社を辞めて数カ月後、ノラはデトロイトの夜の街にいた。３０年前に拳銃自殺した父の死への疑念―死の数年前、海兵隊員として赴いたレバノンでいったい何が起きたのか？封印された過去が明らかになるにつれ、ノラは何者かに執拗に命を狙われはじめる。一方、ノラの知人で元刑事の探偵ブラズーカは新種の合成麻薬の供給ルートを探るうち、ある組織とノラとの思わぬ接点に気づき…。

著者等紹介

カマル，シーナ［カマル，シーナ］ ［Ｋａｍａｌ，Ｓｈｅｅｎａ］
トロント大学で政治学を専攻。コミュニティリーダーシップとホームレス支援活動でトロント・ドミニオン・カナダ・トラストの奨学金を授与される。映像業界で調査ジャーナリズムのリサーチャーとして活躍。大学で学んだ知識と実社会での経験をもとに、ノラ・ワッツが活躍するシリーズ第１弾『喪失のブルース』（Ｔｈｅ　Ｌｏｓｔ　Ｏｎｅｓ）を物し、作家デビューを果たす。バンクーバー在住

森嶋マリ［モリシママリ］
英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[あさうみ]

〈 第二弾〉生い立ちから家族愛に恵まれないノラ。ノラのキャラにもう少し魅力が欲しいかな。だが孤独を選びつつも心のどこかで家族の絆を求めてるのが伝わる。三部作でこの巻では解決をみない。ノラが家族に向き合うのか、第三弾がすべての肝になりそう。

2019/04/23

[むつこ]

シリーズ2作目。訳者あとがきから3部作とのことを知る、出版されてから読めば良かったと後悔した。前作は生んだばかりで手放した子供を探す話だったが、今回は働いていた職場のボスの病気療養の介護をするために同居を始めると、自死した父親の話をするために現れた老人によってアメリカはデトロイトの旅に出るお話。家庭環境が複雑でも歌手を目指していた女の子がレイプによって未来がかわった人生、次作でノラに安定した生活が待っていると願う。

2020/02/21

[うたかたの日々]

前作と同じくスピード感あって読みやすい。今回はカナダからアメリカへ、前作から引き続き、ノラやウィスパー、ブラズーカと登場人物の正確やそれぞれの人間性がでてきて前作良り面白かった。３部作とのことですので次も読まなければ。

2020/01/20

[しましまこ]

ノラの父親探しの旅、これでもかと酷い目にあうのはお約束。お留守番ワンコが今回は光ってるよ。最終巻も多分買い。

2019/05/05

[あっちゃん]

３部作らしいけど前作読了から時間が経ちすぎていて全然思い出せない(笑)まぁ、それでも読めるけどイマイチのめり込めないまま読了、やはり私のノリはハードボイルド系とは相性が悪いのか？(￣ー￣)

2025/02/27