内容説明
反戦、核廃絶運動、アニマルライツ、フェミニズム、D.I.Y.、共同生活、そしてそれらの核としてのアナキズム…アンダーグラウンドなパンク/ハードコア・シーンに絶大なる影響を与え、サブカルチャーの震源であり続ける伝説のバンド、決定版評伝。
目次
ANOK4U2?
バンドとサポーティング・キャスト
ボヘミアン・ラプソディ―六〇年代
イグジット・スタンス
ヒッピー・ヒッピー・シェイク
チェ・チェ・チェ・チェ・チェンジズ
721984
長いナイフの夜
621984
521984
421984
321984
221984
121984
1984
無限からその向こうへ
ことの後
著者等紹介
バーガー,ジョージ[バーガー,ジョージ][Berger,George]
イギリスの音楽誌『サウンズ』『メロディ・メーカー』、およびNGO団体アムネスティ・インターナショナルのために執筆
萩原麻理[ハギハラマリ]
1967年兵庫県生まれ。東京外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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らぱん
45
パンクとは何だったのか。アナルコ・パンクとは何か。 80年前後にイギリスに存在したクラス(Crass)という芸術集団の伝記だが、彼らの活動や思想から彼らの音楽や美術だけでなく、英国と英国民を考えることになった。 77年に出現したセックス・ピストルズによるロンドン・パンク・ムーヴメントは表舞台では急速に終焉を迎えたが、地下で復活させたのがクラスだ。 動物の権利、フェミニズム、環境保護などを主張し、ステンシルを使ったグラフィティで表現した。彼らの戦いは熾烈で、その理想により内部崩壊していくのは痛ましい。↓2020/01/09
jahmatsu
26
若い頃にかなり影響受けたパンクバンドの戦いの記録。メンバーのコメント/インタビューと詳細な時代背景を追ってい行く展開で、政治色の強すぎるメッセージとアナキズム平和主義、DIY精神からグラフィック、コミューンでの共同生活などが語られている。解散/活動停止に向かっていく過程は胸が痛くなる。。このようなバンドの伝記、400ページが翻訳され出版されていることに感謝。 2019/11/10
たんたん麺
14
クリエイティブアナーキー!クラス聴いて暮らし変えて!!2014/04/09
ソニックゆうすけ
3
半月前に、高田馬場でのスティーヴイグノラントのライブに行ってきた。 CRASSとの最初の出会いは、ジャケットのアートワークが素晴らしく音源を買った事。そして聴いたらそのサウンドも尖っていてカッコ良かった事。言葉は分からなくてもかなり政治的な事を歌っていると思いました。 本書は読み応えがあり、サッチャリズム、フォークランド紛争に強く反対してました。ダイヤルハウスなどの興味深い話も。ただ、PUNKに関心がない人には辛い本かも。2018/02/01
takoyama
2
久しぶりに重量感のある本だった。CRASSの歌詞をリアルでわかっていれば人生変わっていたかも。2014/07/04
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