内容説明
みんな妖精を信じているのかな。樹木が作った緑のトンネルや赤い花の街道を抜けるとクレヨン箱の中のようにカラフルな町が待っている。どんな不思議も信じられる旅が始まります。
目次
妖精を探しに行ってくるわ!
アラン島へ
ヒースの花咲く荒野へ
コーンウォールの妖精は?
もう一度アイルランドへ
どこもほとんど人がいない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
湖都
13
旅行したい熱に冒されて、大好きなアイルランドの本を。出だしに『銀の森のパット』、途中には『妖精王の月』、最後は『可愛いエミリー』からの引用があり、テンション上がる!どれも子供の頃の愛読書!肝心の中身はと言うと、友人と車で旅行した記録で、ふんわり風景を綴る感じ。何かの参考になるわけじゃないけど、空気感は味わえる。あとは、同じ景色を見ても全然違う感想だなと思うところも多かったので、意外ととても主観的な本なのかも。嬉しい誤算は、ブリテン島についても触れていて、ムーアに行きたくなった。嵐が丘、読み返したいなぁ。2022/11/21
二藍
7
妖精の国の旅行エッセイ。アイルランド、ウェールズ、イングランド、スコットランドといった地域をのんびり旅した記録が、素朴なイラストとともに紹介されている一冊。写真もなければカラーでもないものの、文章からは花の香るようにかすかな妖精の気配を感じる。本通りから外れたお店の前でこぼれた、「風の音がいいですね」という言葉に「私もそう思います」とにっこり笑って返してくれた女性のエピソードが一番好き。2014/11/28
小瑠璃
2
高柳佐知子さんの、ロマンティックなフィルター越しに見る、ケルトの世界。図書館の旅行の棚で見つけましたが、正直なところ、実用性はあまりないです。でも、著者の世界観が好きなひとには楽しめると思います。折々に、モンゴメリの作品を絡めてあるのも素敵。ツアー旅行も楽だけど、気の置けない友達と、海外をレンタカーでまわるのって、一度やってみたい!2013/06/21
ゆたか
0
★★☆☆☆2016/04/13
薬袋砂名
0
こちらもまたレポートの為にと借りた本であったのですが、普通の旅行記だったのであまり役には立たず趣味として読むことにしてみました。のんびりとした旅行記で自分も行きたいなという気分に純粋にさせてくれるものでした。2013/02/03