角川ホラー文庫<br> 仄暗い水の底から

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角川ホラー文庫
仄暗い水の底から

  • 著者名:鈴木光司【著者】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • KADOKAWA(2025/11発売)
  • 向夏の候!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/28)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041167724

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内容説明

夫と離婚し、港区の埋立地に建つマンションに引っ越してきた淑美と5歳の娘・郁子。
ある日2人は、マンションの屋上でおもちゃの詰まった赤いバッグを見つける。
しかし、このマンションに子供は郁子以外いないはず……
その日を境に、不可解な現象が起き始める(「浮遊する水」)。

大ヒットホラー映画原作「浮遊する水」、『ユビキタス』の原型ともいえる「孤島」など、
“水”をモチーフとした7篇を収録。
『リング』著者による至高の恐怖短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おおとろ|ストーリーテラー

23
☆☆☆☆ 再読。蛇口から落ちる一滴の水。窓ガラスを伝う雨粒。浴槽に張られた静かな水面。普段なら意識にも留めないそれらが、突然不気味な存在へ変貌する。『仄暗い水の底から』を読んでいると、水とは本来こんなにも得体の知れないものだったのかと思わされる。ホラーにはさまざまな種類がある。血飛沫が飛び散る恐怖。怪物に追われる恐怖。狂気に侵食される恐怖。だが鈴木光司が描く恐怖は少し異質だ。それは生活の中に静かに浸水してくる。まるで壁紙の裏で広がる湿気のように、気づかないうちに日常を蝕んでいく。2026/06/22

まさ☆( ^ω^ )♬

10
90年代に一度読んでる。今回復刊?されたので懐かしさもあって手に取った。「浮遊する水」が映画の原作だったっけ?中々の怖さ。先日読んだ「ユビキタス」の原型と思える「孤島」も面白い。「海に沈む森」は、プロローグとエピローグに繋がってる話。何とも息苦しくなるお話。東京湾をテーマとした7編の短編はどれも面白かった。古さを感じさせない展開はさすがだ。解説が古いままなのが残念だった。折角なので、最新の解説が読みたかったな。2025/12/14

冬野

6
作者さん単著一作目。水の気配と閉鎖環境を通奏低音にした都会ホラー。同名の映画(未視聴)の印象が強かったのだけど、小説は連作短編なのですね。各方面に造詣が深い作者さんならではのリアリティを楽しめた。ホラーではあるけど構造としてはミステリ的要素を、感情としては物悲しさをより強く感じた。特に「穴ぐら」「漂流船」「ウォーター・カラー」が好き。子供と身重の妻がいるのに自ら危険に飛び込む「海に沈む森」の主人公はちょっと好意的には見られなかったな…。書かれた当時の時代の空気が封じ込められているのもよい。星:4.5/52025/12/21

あらあらら

5
水にまつわる短編集。映像化されてるので読んだものの映像化されたのは1編のみで、短編を2時間に伸ばしているから映像化作品はそれほどハマらなかった。小説は良い話が、たくさんあるので主人公をうまくつなげるなどして飽きさせない作品にしてほしかったな2026/03/27

KDS

5
「水」にまつわる七編のホラー短編集。新作の文庫化ではなく新装改訂版。プロローグとエピローグの話は繋がっていてラストの「海に沈む森」のスピンオフ的な位置づけになっている。他の六編はそれぞれ独立したストーリーだが、「ウォーター・カラー」のオチはそりゃないでしょって感じでちょっと他とは異質なもの。面白かったのは「浮遊する水」「孤島」「穴ぐら」の三編。「浮遊する水」は大ヒットホラー映画の原作らしいが、そんなのあったっけ?ちょっと記憶がない。また、「孤島」は最新作の「ユビキタス」の原型作らしいので、読むのが楽しみ。2025/11/30

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