罪と音楽

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344017313
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

逮捕の翌日、拘置所の独居房にラジオの音が響いてきた。音楽は耐えられなかった。つい3日前までスタジオで音楽を作っていたというのに、いまはすべての自由を奪われ、鉄格子の中にいる。大好きな音楽が、僕に絶望を与える。そして、大好きな音楽に瑕をつけてしまった過ちに、僕は震え、涙が止まらなくなった──。
贖罪と希望の音を奏でる、閉ざされた心の軌跡!

内容説明

なぜ事件は起こったのか?絶頂からの迷走、転落、そして―。不世出の音楽家が、過去を省み、未来を考察しながら、偽らざる胸中と変わらない音楽愛をすべて明らかにした、奇跡を起こす再生の書。

目次

第1章 奈落の底での出来事
第2章 右肩上がりの軌跡
第3章 絶頂からの迷走
第4章 公判についての所懐
第5章 小室哲哉の秘密

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まめタンク

17
小室哲哉という人物に興味があって手に取った。時代の寵児と言われ、その資産は100億円とも言われていた頃。彼の中では解決できない悩みを抱えていた。このまま飛行機が落ちればいい、そうすれば僕の周りの人は喜ぶだろう。ある意味で感覚が麻痺していた。この詐欺事件もそんな麻痺から生まれたものなのかもしれない。この本は「罪」と「音楽」が二層構造になっている。罪を語る小室哲哉、音楽を語る小室哲哉。この本を読んで思った事は「彼には音楽しかないんだな」という事。ある意味で純粋な音楽家なのかもしれない…。2011/09/25

gtn

16
当時ヒットを出すために、いかに簡単な表現にし幼児性を強めるか、どれだけNHK「みんなのうた」に接近させるか意識したこと等、瓢箪から駒だが、贖罪よりも著者の音楽理論に興味を覚えた。2020/10/26

AKO

7
すごい題名。ちょっとの待ち時間に入った図書館で斜め読みなので、読んだ本とは言えないかもしれないけど覚えとして。最近なぜかglobeの曲を聴きたくなってまた聴き出したところでこの本に出会った。小中学生の頃は小室ファミリーに本当ハマっていた。今はミスチルが好きだけど、小室さんから見たミスチルの魅力も書かれていて、なるほどだった。音楽が幸か不幸か。音楽があるから天国まで行けたし、地獄にも落ちた。でもやっぱり彼の音楽があって良かったと思う。2017/01/29

ふらんそわ

5
小室哲哉好きながら今更読みました。シャイなTKがここまで書くとは読んで良かったなと。ただとても偏った内容なので読む人を選ぶ本ですね。私はTK以上に桂子のファンなのでこの夫婦の絆にぐっと来ましたが、アンチな方からすると、、、、っということでTK、globe、TMNのファンならば読むべき本でしょう。2014/01/08

(*・ω・*)

3
「いつ死んでもよかった。 愛しているとか、愛されているとか、今日も生きているとか、そういう喜びも麻痺していたのだ。 自分の中の扉を開け、音楽世界に閉じこもった。現実世界を生きるだけのゆとりがなかったのだろう。現実世界の中に安らぎを探す気持ちすら失せていた。」2018/02/11

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