マルセル・デュシャンとは何か

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マルセル・デュシャンとは何か

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309256092
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0072

出版社内容情報

マルセル・デュシャンって何だ? 彼の人生と作品、作品以外のもろもろが手に取るようにわかる入門! 森村泰昌、いとうせいこう推薦★この本から好きなキーワードを見つけ、たどっていけば、確実にあなたのデュシャンが見えてくる。例えば、揺らぎ/うんざり/薄い/箱とかね。――森村泰昌(美術家)
★マルセル・デュシャンの基礎知識はここまでバージョンアップした!――いとうせいこう(作家・クリエイター)
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「現代アートの元祖」といわれながらも、何を考えているのだかよくわからないアーティスト。その作品と人生、そして後世への影響が手に取るようにわかる決定版入門書!
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 マルセル・デュシャンっていったい何なんだ。
 超一流の画家でもなければ、世界の名だたる美術館に作品が飾られているわけでもない。
 男性用小便器を《泉》と名づけて偽のサインをして展覧会に出品しようとしたり、工業製品がそのまま芸術作品になる方法論を編み出したり。かと思えば、巨大なガラスに謎の図像を描いた作品を「未完成のまま」放置したり。キネティック・アートの先駆と言われ、コンセプチュアル・アートすら始めてしまった人。
 で、もう一度問うけれど、「あらゆる現代アートの祖」と言われるデュシャンって、じゃあいったい何なんだ?
 本書は、ブリリアントなデュシャン研究で吉田秀和賞を受賞した第一人者による、最新の研究成果を反映した平明でポップな書きおろしデュシャン入門。謎に満ちた彼の人生と作品、そして作品以外のもろもろが、手に取るようにわかります。

平芳 幸浩[ヒラヨシ ユキヒロ]
著・文・その他

内容説明

マルセル・デュシャンっていったい何なんだ。超一流の画家でもなければ、世界の名だたる美術館に作品が飾られているわけでもない。男性用小便器を“泉”と名づけて偽のサインをして展覧会に出品しようとしたり、工業製品がそのままアート作品になる方法論を編み出したり。かと思えば、巨大なガラスに謎の図像を描いた作品を未完成のまま放置したり。キネティック・アートの先駆と言われ、コンセプチュアル・アートすら始めてしまった人。で、もう一度問うけれど、「あらゆる現代アートの祖」と言われるデュシャンって、じゃあいったい何なんだ?本書は、ブリリアントなデュシャン研究で吉田秀和賞を受賞した第一人者による、最新の研究成果を反映した平明でポップな書きおろしデュシャン入門。謎に満ちた彼の人生と作品、そして作品以外のもろもろまで、手に取るようにわかります。

目次

第1章 画家としてのデュシャン―遅れてきたキュビスト
第2章 レディメイドを発明する
第3章 「花嫁」と「独身者」の世界
第4章 「アート」ではない作品を作ることは可能か
第5章 アートとチェス―Iとmeのちょっとしたゲーム
第6章 美術館に投げ込まれる「遺作」―現代アートとデュシャン

著者等紹介

平芳幸浩[ヒラヨシユキヒロ]
1967年大阪府生まれ。1990年京都大学文学部卒業。2000年同大学院文学研究科博士課程単位認定退学。以後、2008年まで国立国際美術館学芸課に勤務。2004年博士(文学)取得。現在京都工芸繊維大学デザイン・建築学系准教授。著書に、『マルセル・デュシャンとアメリカ―戦後アメリカ美術の進展とデュシャン受容の変遷』(ナカニシヤ出版、2016年、吉田秀和賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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petitlyz

16
【図書館で借りた】「階段を降りる裸体No.2」と「泉」が衝撃的で、ずっと以前にも少しデュシャンに関する何かを読んだことがある。デュシャンの表現したい概念のひとつに「アンフラマンス」があって、それをもっと知りたかったので、記載されていてよかった。 物や形・事象の経時変化(温度・音・状態など)を非常に大きな要素として捉えていて興味深い。 また、途中から絵画アーティストとしての創作を減らしてしまってもなお、その後のレディメイドやオブジェ作品で一層評価を高くしていき、続く→2022/06/19

阿部義彦

15
流石河出書房新社ですね。デュシャン没後50年を記念して現在東京国立博物館で「デュシャン展」が開催されてます。私も心から見たいとは思ってますが休みが取れないので涙を飲んでます。そもそもデュシャンを知ったのは1980年大学を中退して仙台に戻って病院通いをしていた、黒歴史時代に美術出版社から出ていた、東野芳明著「マルセル・デュシャン」からでした。とっかかりは美術手帖のバックナンバーで見た「大ガラス」でした。そして、安くはない分厚い本を読み漁り、魅力に取り憑かれました。この本は語り口が平易で入門としても最適です。2018/11/11

12
今日では、あらゆる現代アートの潮流の先駆者としてみなされるようになったデュシャンの入門書的一冊。デュシャンは生涯を通して、作者–作品の結びつきや作品の自律性に対する拒絶感に根ざした活動を展開していたように思えた。ある時はレディメイドによって、ある時は職人的なデザイン仕事に従事することによって、またある時は、死後までその存在を隠され続けた遺作によって、アートワールドを撹乱していくデュシャンの姿が平易でわかりやすい文体で綴られる。巻末の、アーカイブという切り口でデュシャンを考えている箇所が印象的。2022/01/08

donut

7
デュシャンについてほぼ何も知らない状態で読んだがとても面白かった。《階段を降りる裸体》をクロノフォトグラフの影響による運動表現ではなく、クロノフォトグラフによる運動の軌跡の図解を引用した「レディメイドとしての写真を描いた絵画」であると考えることもできるという話や、「アートではない作品を作ることは可能か」という問いのもとアート生産のオートメーション化といった実験をデュシャンが試みてきたという話、《大ガラス》やチェスについての発言に見てとれるデュシャンの多元的並行世界への関心の話など興味深い。2021/02/14

Hiroo Shimoda

6
現代アートの祖のような人。既成品はアートなのか▶️アートでないとは何か🔁アートとは何か 分かりやすい入門書で、入口くらいには立たせてくれた気がする。2019/02/09

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