内容説明
この地球に暮らしているからには知っておきたい最低限の知識を、地球科学の最新の知見に基づいてわかりやすく解説。その仕組みと体系的な理解が得られます。
目次
1章 現在の地球の姿
2章 地球を襲った大事件
3章 現在の日本列島の姿
4章 日本列島に起こった大事件
5章 日本地震列島
6章 日本火山列島
7章 リサイクルする地球
著者等紹介
巽好幸[タツミヨシユキ]
1954年大阪生まれ。マグマ学者。海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球内部ダイナミクス領域プログラムディレクター。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。2003年日本地質学会賞、2011年日本火山学会賞を受賞。京都大学、東京大学教授等を経て現職。海底調査などでサンプルの採取や、採取した岩石試料の分析・解析をもとにして、これまでの地球の進化の理解や未来の地球変動の予測など、地球という星のシステム解明に向けて数々のプロジェクトに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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斑入り山吹
7
「いちばんやさしい」くって、こんな感じなのね。愉快な語り口でするすると引き込まれるけれど、じゃあ分かったのか?と問われれば、うむむ、というか。地球を知るのは並大抵じゃございません。イラストがまた味があってよい。『もしも月がなかったら』を思い出す部分もあった。プレート、地殻と大陸の話は推理物のようで面白い。そして我が日本。こんなに変動の多い国に原発を作ろうなんて、おかしいよ、絶対! いやあ、非常に興味深い本だ。2014/10/15
Uz あなぐま
1
地球内部の構造、地球形成の歴史、日本列島の周りのプレート、日本列島で起きたこと、日本列島と地震、日本列島と火山、リサイクルする地球。平易な言葉で説明されていてイラストも良い。新しく知れたこと、おさらいになったこと、いろいろ勉強になった。こちらの理解と知識が足らなくて、著者が面白がっている話題についていけず、流し読みになったところもあった。2022/06/07
秋
1
やさしいとあるが知りたいことはきっちりと書いてある印象。2013/11/02
TomokazuSakabe
1
日本は世界でもホントに特殊な状態の上に存在するわだなーって感じました。今度、丹沢の山を登るときに日本がどうやってできたのかに思いを馳せようと思います。2013/01/29
キスイ
1
説明はわかりやすいですし、図も多く読みやすいのですが、タイトルほどやさしいとは思えなかったです。2012/08/23