出版社内容情報
はっぱが空をとんだ。伊豆諸島の新島から東京のスカイツリーまでの空の旅。空から見るとどう見えるかを描いた緻密な鳥瞰図絵本。
【著者紹介】
絵本作家
内容説明
ちみつな鳥瞰絵図にびっくり!!伊豆諸島、熱海、箱根、小田原、江の島、横浜、新宿、東京。そらのたびのはじまりだ。4~5歳から。
著者等紹介
みねおみつ[ミネオミツ]
1954年、東京に生まれる。1977年、日本大学芸術学部卒業。1985年から1993年にかけて、公募団体に所属し、タブローを発表。その後、個展活動とともに絵本の創作をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
53
風に吹かれて舞う落ち葉、糸の切れた凧、子供の手を離れた風船の視点から、小笠原諸島、熱海、小田原城、富士山、江ノ島、横浜、新宿都庁、東京タワー、スカイツリーなどの周辺の鳥瞰図を楽しく鑑賞できる絵本。みんな風まかせに出会い、風まかせに別れて行く。風に吹かれてどこまでも先に行く者あり。休むべき居場所を見つける者あり。不本意ながら、どこかに引っかかって先に行けなくなる者もあり。なんだか人生の出会いについても俯瞰的に考えさせられる作品だった。2018/05/13
♪みどりpiyopiyo♪
41
あるあさ つよい かぜが ふいて、ひゅる ひゅる ひゅうー っと はっぱは とんだ! ■空の旅の絵本を読みました。空に舞い上がった一枚の葉っぱが南の島を旅立って、海を、山並みを、都市を、見下ろしながらどこまでも。鳥瞰の絵が気持ち良くって、こーいうの大好き♪ ■絵は全て、作者が小型飛行機で空から実際に見た風景をもとに描いたとか。見返しに旅の経路が載ってます。普段 実感が湧かないけど、日本は国土の大半が山や森林なんだよね。知ってる街も 知らない土地も楽しく眺めました ( ' ᵕ ' ) (2015年)(→続 2019/09/05
さつき
35
読友さんのレビューから興味を持って。新島からスカイツリーまで、風に吹かれて旅するイチョウの葉っぱの物語。小田原〜江ノ島〜みなとみらい〜東京タワーと見知った土地を空から眺めるのは楽しいです。建物や道路、山、川すごく描き込まれています。最近ぶらぶら散歩していた腰越付近も細かく描かれていて、娘も江ノ電をみつけて喜んでました。2016/12/30
ヒラP@ehon.gohon
14
新島にあるイチョウの木から飛び立った葉が、東京の墨田区まで飛んでくるものかどうかは信じがたいのですが、たどり着いた先が飛木稲荷神社というところに、ただの空の旅で終わらない重さを感じました。 神社の御神木である大イチョウの伝承が、飛んできた銀杏の枝から始まること、このイチョウが太平洋戦争の時、東京大空襲の火を食い止めて人々を守ったことを、みねおさんは解っていて取り上げたのでしょう。 絵本の題材にもなったイチョウです。 ともあれ、ゆったりした空からの俯瞰は素晴らしいと思います。2017/05/11
しーまま
14
絵がきれい!見ていてすごく気持ちいい感じ。2015/03/26