常盤線中心主義(ジョーバンセントリズム)

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309246949
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0036

出版社内容情報

東京の〈下半身〉を見よ!――大都市を下支えする〈言葉なき地方〉から、この国の「明日」を考える。都市-地方論の新地平。

【著者紹介】
1974年生まれ、筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授(都市社会学・国際移動論)、ストリートブレイカーズ代表。共著に『みんなで決めた「安心」のかたち』(亜紀書房)など。

内容説明

日本近代の栄光と爪痕を、現代が向き合うべき諸問題を、そして距離とともに変化してゆく東京の「重力」を透かし見る旅へ。常盤線に乗って出かけよう―大都市を下支えする“言葉なき地方”。閉塞をしなやかに生きるこの路線から、この国の「明日」を考える。ノンフィクション社会学が描く、都市‐地方論の新地平!

目次

序章 寡黙で優秀な東京の「下半身」
第1章 上野駅―「北の玄関口」のこれから
第2章 柏駅―とあるベッドタウンが経験した協働
第3章 水戸駅―新しい地域文化としてのサブカルチャーの形成
第4章 泉駅―取り戻すべきコモディティの誇り
第5章 内郷駅―回転やぐらはなぜ回るのか
第6章 富岡駅―途切れた線路の先の物語
終章 「語られなかったこと」が示すもの

著者等紹介

五十嵐泰正[イガラシヤスマサ]
1974年生まれ、筑波大学大学院人文社会科学研究科准教授(都市社会学・国際移動論)、ストリートブレイカーズ代表

開沼博[カイヌマヒロシ]
1984年生まれ、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shintaro

42
開沼さんほか7人の著者が、社会学の手法を用いながら常磐線のいくつかの駅、町の特色を明らかにする。それは、明治維新以降、敗れた会津を東京の国内植民地化し、首都圏のエネルギー及び食料の供給基地とした、という目線だけではない。避難区域解除を急ぐ国への批判があることは承知しているが、国道、常磐道、そして常磐線を開通させ、海岸線に向けて面的除染を進め、数年後には「人間の土地」を取り戻すという地元の人への開沼さんらの視線は暖かい。「いちえふ」で、廃炉・安定化・復興のために働いている数千人の人々に心からの敬意を捧げる。2016/01/06

そらねこ

23
開通120年を過ぎた常磐線。多感な頃沿線に住んでいたこともあり、感覚としてわかる部分も多かった。居酒屋列車などと揶揄されることもあった常磐線、鉄道と絡めての話かと思いきやそうでもない章もあり…大事なことなのはわかるし、素敵な話だと思ったけれど「常磐線」と銘打った本に書くのはどうなの?とモヤモヤする章もあった。この沿線の地域「プロモーションが下手」というのはすごくよくわかるなぁ。 【図書館本】2017/05/09

shikada

16
上野ー水戸ーいわきー仙台をつなぐ路線、常磐線の駅を6つ(上野・柏・水戸・泉・内郷・富岡)取り上げて、産業や文化といった切り口から解説する本。8人の著者による共著。常磐線は沿線地域は目立たないけれど、東京に大量の農産物・工業製品をもくもくと提供する「東京の下半身」という表現はおもしろい。常磐線は当初、常磐炭鉱から石炭を東京まで輸送するために設置されたということははじめて知った。現在では炭鉱産業は衰退し、東北へのアクセスは東北新幹線が担っており、震災の被害もあって、常磐線沿線が寂れはじめているのが物悲しい。2019/08/22

kiho

11
よく知らない路線とエリア…だからこそ興味深かった⭐均質化された街は、どこの場所でも共通すること…その中で「らしさ」が感じられる未来であっていい。ほど良い都心までの距離は魅力に変わることもあるはず⭐2018/06/04

yamikin

8
これ、めっちゃおもしろいです!五十嵐さんの巻頭の文だけでも読む価値が大いにあります。常磐線がいかに戦後一貫して東京を支え続けてきたのか。にもかかわらず陽が当たらなかったのか。そんな「陰」の姿が愛しいです、常磐線。それに、佐貫駅の表紙がよい!!2015/04/09

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